四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

『ユニコーンオーバーロード』を遊ぶPart1

 

3月8日に発売となった『ユニコーンオーバーロード』、体験版のデータを引き継いでさっそく遊んでいるのだが、止めどころが無くてなかなか困ったゲームである。戦闘してマップを探索して街を復興させて、編成して装備をいじって作戦を考えて…とやっているとあっという間に時間が過ぎてしまう。強いて言えば目が疲れてきたときが休憩タイムだが、昔ほど長時間ゲームできなくなってしまった。歳は取りたくないもんだ。

 

 

体験版のときには触れずじまいだったのだが、このゲームはMAP上でユニットに指示を出せるが戦闘は自動で行われる。何も設定を弄っていない場合手近な敵を勝手に殴ったり味方を適当に回復させるだけなのだが、編成画面であらかじめスキルの発動に細かい条件を出しておくことでより効率的に戦闘をしてくれるようになる。最初は各個撃破すら満足にやってくれなくていたずらに被害が増えていたのだが、『HPが一番低い敵』を条件に入れることでちゃんとトドメを刺しにいくようになった。ホリプタイは味方をかばうパッシブスキルがあるがそのままだと魔法攻撃もかばって勝手に戦闘不能になってしまうので、『物理攻撃のみ』を条件入れることで自滅を避けられるわけだ。必中攻撃のトゥルースラストも攻撃力が自前の攻撃より落ちるので回避の高い斥候系や飛行系と戦うときだけ使いあとは通常攻撃のロングスラストを使う、なんてこともできるようになる。

 

こういうプログラミングのように細かく条件を指示して戦わせることはFF12に倣って『ガンビット』と呼ばれることが多いが、この指示次第で戦闘の結果がまるで変わってしまうことも少なくないので、効率を追求しようとするといくらでも時間が溶けていく。完璧だと思ったガンビットもいざ実際に戦闘させると思ったように動いてくれなかったりするのだが、それを修正して洗練させていくのは楽しくて病みつきになる。とりあえず全員のアクティブスキルに『HPが一番低い敵』を入れとけば安心だな! と思っていると攻撃がシーフや弱っているホプリタイに吸われまくって大変なことに……。

 

 

前回城塞都市バールバチモを解放した続きから。バールバチモから今度は北に進むと広大な沼地があった。この地方には魔女の集まる村があるのだが、現在はゼノイラ軍に占領されており兵隊がその辺りをうろついている。近くの砦にいた猫に話しかけてみるとそれは村から落ち延びた魔女が変身した姿で、解放軍の協力を求めて猫の姿で待っていたのだ。今回はこの魔女がゲストとして参戦してくれる。すごい格好の魔女だ。

 

MAPはルートが大きくふたつに分かれていて、片方は敵本陣まで最短ルートだがバリゲードや見張り台などで敵が待ち構えている。もう片方は遠回りになるが途中に村があり、解放すれば何かアイテムが貰えそう。作戦としては遠い方に騎兵二部隊を回し、残りは最短ルートを抜けていくことにする。見張り台さえ占拠すればスタミナ消費無しでアシスト攻撃を使い放題なので多少強引でも構わないだろうという考えだ。

 

騎兵部隊は非常に強いのでほぼ無双状態で村を奪取。守っていたのがホプリタイだったので、前回仲間になったウォーリアーのモルドンが重装系に特攻を持っていたのが功を奏す。城塞都市の方は魔法使いを連れてきたほうがいいとは言っていたが、順番が逆だったとしてもそれなりに苦労したんじゃないかという気がする。最短ルート組は敵のアシスト攻撃を受けながらも見張り台を奪取した後は魔女ヤーナのアシスト魔法を使いまくり顔色が悪すぎるボスのボーモンに肉薄する。今回のボスは重装甲でまともに戦うとちっともダメージが通らなかったが、すぐ近くにいかにもこれを使えと言った感じの見張り台があるので格好の的であった。倒すと北の方に逃げて隠居するとかなんとか。後で仲間になったりして……。

 

 

沼地を取り返すと魔女ヤーナが正式に仲間になる。すごい格好をしているなと思ったが若い魔女はみんなこういう格好をしていて、おまけにヤーナは村長だとバレないために若返りの術を使って今の姿になっている。かつての宮廷魔術師としてホドリックと面識があった老婆と同一人物らしく、顔見知りだったホドリックは戸惑いを隠せない様子。これもいわゆる…おねショタなのか? 

 

ヤーナが仲間になるとフィールド上にあった謎の石板を調べることができるようになる。この地方の石板を調べると関係する石板は四種類あり、決められた順番通りに調べると何かお宝が手に入るらしい。調べたときにそれが何番目の石板かは教えてくれるので総当りでもたぶんそれほど時間はかからないだろう。石板はコルニアの各地に散り散りに配置されているのでとりあえず今は後回しだ。また南の森はエルフの国エルヘイムに通じているがスカーレットを助け出すまでは行くことができない。魔女の村にある高い塔(ヤーナの家?)を調べると氷剣の書という氷属性付与のパッシブスキルを持つアクセサリーを発見するが、PPを2も使うので今のところ使い道がない。

 

 

沼地から東に進むとベレニスとかいう傭兵が腕を見たいと言ってくるが、こっちのMAPは推奨レベル6だったので後回しにし最初の砦から北の魔術師が遺跡を占拠している地方を先に攻略することに。アシスト射撃・回復・魔法は範囲が重なっていれば全部一度に使えるということが分かったので、ハンターとクレリックとウィッチをリーダーにした部隊を作って次は攻める!という気分になっていた。

 

このMAPは見張り台が4つも道の脇に立っており、それぞれに魔術師が陣取っている。当然敵のアシスト範囲は被っておりそこに突っ込んだらあっという間に全滅するであろうことは容易に想像できた。じゃあどうするのか……とりあえず道を塞いでいる奴はアシスト範囲外ギリギリで待って釣り、後は順番に見張り台の敵を撃破していくしかないように思える。後で気が付いたが、こういうときこそ挑発(アトラクト)を使えばよかった……。

 

このときはとにかくアシスト祭りを開催することしか頭になくて、三種類のアシストを相互に使っていけば無敵!くらいしか考えていなかったので逆に苦労することに。だが見張り台に乗っていないときはアシストするだけでスタミナを容赦なく消耗するのでみるみるうちにスタミナが無くなって動けなくなった。仕方がないので初めてMAP上でスタミナ回復アイテムのスモークナッツを使わざるを得なくなった。正直アイテムはいつでも使えるし事実上のブレイブオーダー無制限状態になるので、使用を解禁すると簡単になりすぎる気がして使用を控えていたのだが、こうなると四の五の言っていられない。スタミナ0でも戦闘は可能であることを利用して、近くの味方ユニットとは戦闘をチェンジするとか、橋の上でも戦闘にスタミナを消費しなくなるからそこで敵を押さえながら他の部隊は休息してスタミナ回復させるとかやればよかったとか、後からいくらでも反省点が思い浮かんでしまう。

 

今回のボスであるウィザードのオーシュをなんとか倒したもののボロボロ部隊は半壊ところか限りなく全壊に近く、スマートな攻略法を思いつかなかったことに悔しさでいっぱいだ。今更だが魔術師は男女で得意とする魔法が違っていて、男(ウィザード)は炎上効果を付与する炎魔法を得意とし、女(ウィッチ)は行動を制限する氷魔法を使う。同じようでいて用途が違うので覚えておいて損はしないはず。そういうわけで反省点を大いに残しながら次は傭兵ベレニスの挑戦を受ける。

 

 

続く。