四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

映画

『ノースマン 導かれし復讐者』鑑賞。

『ノースマン 導かれし復讐者』は言わずと知れた『ハムレット』の原型になったとされている、伝説の人物アムレートを描いた映画ということになっている。Wikipediaを見る限り確かに伝説上のアムレートとハムレットの共通点は多いのだが、『ノースマン』のア…

『そして僕は途方に暮れる』を観てしまった。

映画の中で映画の話をする作品がときどきある。映画の役者だったらこのときどうするとか、映画みたいな展開だねとか、今の映画面白くなかったねとか。きっと監督は映画が大好きで、自分は映画のことがよく分かってるんだと言いたいのかもしれない。『そして…

初めてのロマンシング・サガ ミンストレルソング・リマスターの続き2

騎士団の名誉を取り戻した後、港町でマリーンという少女と出会った。海の神であるウコムのところから盗まれた三体のニンフ像を探しているという。一体は自力で見つけ出し、残りは二体。これはSFC版には無かったイベントだ。心当たりはないので旅先でなんとな…

『ドリーム・ホース』鑑賞。

ちょうどウマ娘熱が再燃してるときに競馬を題材にした映画が上映するというので、観に行ったのが『ドリーム・ホース』というイギリスの作品であった。この作品は実話ベースであり、ウェールズにある谷あいの村で夫と二人暮らしの生活をしている主婦のジャン…

『LAMB/ラム』鑑賞。

A24と言えば、世間の売れ線からは外れたちょっと風変わりな映画の制作や配給をすることで知られる会社であり、『ヘレディタリー/継承』や『ミッドサマー』の印象が特に強い。この『LAMB/ラム』もそんな流れの中にある、フォークホラーっぽい雰囲気を纏う作…

2022年を振り返る。

今年四十歳になったその日に始めたブログもなんとか続いている。基本的にはアニメとゲームと映画の三本柱でやっていくとそのとき決めたので、必然的に振り返るのもその三つになる。2022年に観た中で、良かったと思うものをそれぞれ10個づつ挙げてみたいと思…

『かがみの孤城』鑑賞。

辻村深月原作の映画といえば、今年は『ハケンアニメ!』があった。視聴率でアニメとしての人気を争うという、概念としてちょっと古さを感じる映画だったものの、クリエイターとしての理想と現実にどうやって折り合いを付けていくのかというストーリーは非常…

『アルプススタンドのはしの方』鑑賞。

12月22日にNetflixでの配信が終わるというので、その前に見ておこうと思った『アルプススタンドのはしの方』。初めて観たのは2020年の夏、緊急事態宣言だったかまん延防止等重点措置だったかは覚えていないが、いまでこそ多少緩くなったもののコロナウィルス…

『THE FIRST SLAM DUNK』鑑賞。

『SLUM DUNK』が週刊少年ジャンプに連載されていたのは、自分がちょうど小学校高学年から中学生にかけての頃だった。その人気は留まるところを知らず、野球やサッカーの地位を脅かしつつあった。世はまさにバスケブーム。当時のスラムダンクとはそういう社会…

『ブラックアダム』鑑賞。

ほぼ絶え間なくアメコミヒーロー映画が上映されるようになってどれくらい経つだろう。MCUは『エンドゲーム』で最高の満足感を得られた後は、ちょっとすっきりしない話が続いてなんとも言えない感じになっているというのが正直な感想だ。 そんな中、地道に単…

『ザリガニの鳴くところ』鑑賞。

ザリガニって鳴いたっけ? 映画館で予告を見たときに浮かんだ率直な疑問だった。子供の頃釣ったザリガニをバケツに入れたときの擦れ合うような音を鳴き声だと思っているのだろうか? それとも本当に鳴くザリガニがいるのか? 次から次へと疑問が浮かんでくる…

『すずめの戸締まり』鑑賞。

公開日に観たものの、観終わった後に少し思うところがあったのでどうしたものかと一週間ほど間を開けることにしたのだが、結局考えは変わらなかったので、思うところをそのまま書くことにする。 単刀直入に言って、とてもよく出来た作品だったと思う。これま…

二度目の『トップガン マーヴェリック』鑑賞。

大作が次々公開されることもあって、今年の5月末に公開されてロングランしている『トップガン マーベリック』が全国的に公開終了する運びになっているようだ。公開当初に一回観たのだが、ちょうどこのブログを始める直前くらいのことだったので特に言及する…

Netflix『グッド・ナース』視聴。

Netflixを眺めていると、なんだか大量殺人鬼(シリアルキラー)を取り扱った番組が多いような気がする。最近でも『ダーマー』という実在の大量殺人鬼、ジェフリー・ダーマーを扱ったドラマが話題になっていた(未視聴)。殺人ピエロの名で有名なジョン・ウェ…

『RRR(アールアールアール)』鑑賞。

つい先日イギリスのエリザベス二世が崩御した際に世界中が悲しんだ……かどうかは分からないが、かつて大英帝国が植民地化していたインドや中国が冷ややかなコメントをしていたのは記憶に新しい。日本もイギリスに対して浅からぬ因縁があるので、チクチクと言…

『ガールズ&パンツァー』アニメ10周年記念上映会に行ってきた。

10周年と言っても、初めて観たのは2022年の初頭の頃だったので自分にとってはまだ一年にも満たないのだが、劇場版はいつか映画館で観てみたいと思っていたところ、なんと早くも千載一遇のチャンスがやってきた。 アニメ10周年記念上映会。10/9の一夜限りで全…

『君を愛したひとりの僕へ』鑑賞。

tensei-yabuki.hatenablog.com 『僕を愛したすべての君へ(以下、僕愛)』を観たので結局『君を愛したひとりの僕へ(以下、僕愛)』も観ることにしたのだが、観るまえからある程度分かっていたものの、やはり後から観た方は”答え合わせ”という視点がどうして…

『僕が愛したすべての君へ』鑑賞。

自分はメガネっ娘が好きだ。思い返せばそれを初めて意識したのは中学生の頃で、女の子がたくさんいる中にメガネっ娘がいたらその子しか見えなくなる程度にはメガネっ娘が好きなのだが、『僕が愛したすべての君へ(以下、僕愛)』はメガネっ娘がヒロインって…

『スーパー30 アーナンド先生の教室』鑑賞。

インド映画は『きっと、うまくいく』と『バーフバリ』しか見たことがなかったのだが、そのせいで歌と踊りと上映時間の長さというのが個人的なインド映画のイメージである。『スーパー30 アーナンド先生の教室』も御多分に漏れず上映時間が長く、映像ではINTE…

『渇きと偽り』鑑賞。

オーストラリアの平均降水量は日本の三分の一しかないらしい。この映画を見たら、日本の豪雨災害をちょっぴり分けてあげたい気分になった。乾いた大地は心を痩せさせるから。 『渇きと偽り』の舞台はオーストラリアのキエワラという架空の街。知人の葬儀のた…

『夏へのトンネル、さよならの出口』鑑賞。

昔は映画の上映時間は長ければ長いほど得だと思っていたが、年を重ねるごとに集中力が落ちてきて、今は短い時間でどれだけ満足できるかの方が大事な要素になってきた。そして『夏へのトンネル、さよならの出口』は上映時間83分という小粒な劇場用アニメ作品…

Netflix『雨を告げる漂流団地』鑑賞。

スタジオコロリドの最新作『雨を告げる漂流団地』がネトフリと劇場で公開された。スタジオコロリドは地味な作風ながらも良作を世に送り出し続けているのだが、今回の『雨を告げる漂流団地』もまた夏休み映画としてはピッタリの内容ながらも、微妙に時期を外…

『ビースト(2022)』鑑賞。

どれくらいの俳優だったらライオンと戦うことが許されるかという点で、イドリス・エルバは絶妙なラインだと思う。往年のアクション俳優のように負ける姿が想像できないために圧勝してしまうというわけではなく、かと言って惨敗しそうなほど弱そうでもない。…

『高地戦』鑑賞。

Amazon primeにあるのはリリースが2022年となっているが、2011年版と中身は同じらしい。この戦争映画いいよ! おすすめ! と言われたので重い腰を上げて鑑賞。 朝鮮戦争の末期、東部戦線のAERO-K(エロック高地)では、毎日のように陣地を奪い合う一進一退の…

『さかなのこ』鑑賞。

邦画でオススメを聞かれたら『南極料理人』だと答えることにしている。だって面白いし、好きだから。 『さかなのこ』は能年玲奈ことのんがさかなクン役を演じるということもあり、どうせ色物映画なんだろう? という印象が先行してまるで興味が湧かない作品…

久しぶりに『ドーン・オブ・ザ・デッド(2004)』を観た。

アマゾンプライムビデオに来ていたので久しぶりに観てみたがやはり面白い。ロメロ版のドーン・オブ・ザ・デッドや死霊のえじきなども面白かったのだがさすがに古く感じてしまったので、それらをオマージュしたザック・スナイダー版のドーン・オブ・ザ・デッ…

『異動辞令は音楽隊!』鑑賞。

以前自衛隊でらっぱを吹いていたことがある。音楽経験は義務教育以外では皆無に近かったが、部隊内における専門の教育を三ヶ月受ければ晴れて自衛隊らっぱ手となる。らっぱ手になると、駐屯地勤務では主に課業時間に合わせて放送で流れるらっぱを吹いていた…

『呪われの橋』鑑賞。

少し前にゲーム化するらしいというニュースを見て、最近ホラー映画が連続していたこともあり、ちょっと頭に引っかかっていたので見てみることにした。 台湾のとある大学のキャンパス内に、女霊橋と呼ばれる心霊スポットがある。そこでは真夜中に女の霊が現れ…

『事故物件 恐い間取り』を観てしまった。

Netflixで連日ホラー映画を観ていると、オススメがホラー映画ばかりになる。台湾、韓国ときたから日本のホラーも観ておくかなどと考えて、よく調べずにオススメの先頭にあった映画を観たのが間違いだった。それが本当の恐怖の始まりとも知らず……。 『事故物件…

『コンジアム』鑑賞。

昔『とんねるずのみなさんのおかげです』でやっていた宜保タカ子の心霊体験バスツアーが大好きだった。当然霊なんて出るはずもなく、怪奇現象っぽいことが起きてもヤラセなのだが、真っ暗な心霊スポットのハラハラ感と、もしかしたら何か出るかもというドキ…