四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

『ユニコーンオーバーロード』を遊ぶPart5


砂漠出身のオーバンの案内に従ってドラケンガルドの南部砂漠地帯に足を踏み入れる解放軍一行。入口付近にある砂漠のオアシスまでは何事もなく進むことができたが、砂漠を縄張りとする幾つもの盗賊団、そしてオーバンの古い知り合いであるというマゼランという男が立ちはだかる。マゼランはオーバンのことを覚えておらずゼノイラに操られている可能性があったので、進軍ついでに殴り倒して指輪の力で正気に戻すことになるのであった。

 

 

砂漠に入って最初のMAPはまず手近な遺跡には盗賊団が陣取っており、西の方にはさらに二つのルートに分かれてそれぞれ盗賊団の駐屯地と遺跡が、そのさらに西の遺跡にマゼランがいるという見るからに広大で面倒くさそうなMAP。まず手近な遺跡を解放したいが砂漠の中を突っ切っていくためかなり進軍速度が落ちる。こういうときはやはり空中ユニットを向かわせるのがセオリーだが、砂漠MAPでは定期的に砂嵐が起こり視界が悪くなる。その間に弓兵とぶつかったら致命傷なので単騎では正直怖い。よってアレインの部隊を直掩に付けることに。近くの遺跡に駐留している敵を戦闘で半壊させると白旗を上げる。なんでもこの辺りで暴れているマゼランは他の盗賊団にも迷惑をかけているので倒すために協力してくれるらしい。ついでに東の駐屯地にいる盗賊団も説得してくれるとのこと。余計な戦闘をしなくて済むのはありがたい。ちなみにここにいた盗賊団のワイバーンナイトが西に飛び去った後に駐留するとお金が手に入る。いや…そりゃあ空いてたら入るでしょ。お前たちそんなに金に困ってるのか?みたいな小言を言われるが敵対まではしないのだが、違う…俺はそんなつもりじゃ……。

 

 

盗賊団のワイバーンナイトが駐屯地に到達すると、マゼランを一緒に倒すということで意気投合しこちらも協力してくれることになる。その前に周囲の部隊は粗方倒しちゃってごめん…そんなつもりじゃなかった。こっちの駐屯地からは何部隊か出撃しマゼランの元に向かう。あとはもう放っておいてもよさそうだ。

 

下の遺跡には前回に引き続きレベル上げのためにスカーレットの部隊を向かわせたが結構危うい展開になった。シーフがわらわらと出現し、次々と金を奪って逃走するという最高にイラっとする行動についムキになって追いかけてしまったせいだ。下側は見張り台も多くアシスト攻撃を受けやすいのでシーフは非力でも戦闘に入るだけでもダメージが蓄積していく。ゴリ押しでなんとか倒すとこっちの遺跡の盗賊団も流れでマゼランをボコす会に参加することになった。

 

 

マゼラン隊の構成はマーセナリー、ウィッチ、クレリックの前衛にファイターのいるやや守備的な構成で怖い相手ではなかった。ただし後衛の三人は下級職だが装備で地味にPPを2にしているのでそこだけは注意だ。マゼランにオーバンをぶつけるとちゃんと戦闘前のやりとりがある。結構戦闘前のセリフがあるみたいだがここまで全然見てないな……。相性の悪い部隊ぶつけると一方的にやられたりするのでお膳立てがなかなか難しいのだ。

 

マゼランを下すと自分に貸した金のことを覚えていないこいつはマゼランじゃない!とオーバンがマゼランをしばき倒し、アレインが指輪の力を使って正気に戻す。マゼランは無事オーバンに貸した金のことを思い出し解放軍の新たな仲間に加わった。すると今度はマゼランの妹であるリーザに会いに行くことになる。リーザはマゼランが正気を失った後、残った盗賊団のメンバーを組織して抵抗活動を続けていたのだ。砂漠地帯を統治していたドラケンガルド近衛騎士団のグロスタもまた、マゼランと同じようにドラケンガルドがゼノイラに降伏して以来砂漠の民を弾圧するようになっていた。これはゼノイラの洗脳に違いない!ということでリーザと解放軍は協力してグロスタに対抗することになった。それにしても砂漠地帯ではオーバンの顔が利きすぎて完全にユニコーン”オーバン”ロード状態である。攻略順の自由度が高いせいで必ず仲間になるキャラほど話に絡んできやすいからしょうがないんだが……。

 

 

砂漠MAP後編。ここが終われば砂漠を越えるのでそういう意味でもやる気がちょっと増してくる。このMAPではブラックナイトとシューターのクラスが初登場。ブラックナイトはダメージを受けるほど攻撃力が増すという非常にピーキーなクラス。シューターは弓を使うが必中のパッシブスキルを持たない代わりに回復スキルや特殊効果のある矢を放つ。ブレイブスキルのスモークボルトによってアシストの使用を妨害できるのだが、こちらが利用するよりも敵に使われる方が厄介のような気がする。本当にウザい。

 

MAP自体は先程と同じように東西に広く当たり一面砂漠。中央に道が走っていて移動しやすい分前のMAPよりは素直な作りをしていると言える。拠点は東のオアシス近辺から始まり道に沿っていくらかの見張り台が点在しており、道を外れた場所に遺跡や祈りの像がある。今回はリーザの部隊がゲスト参戦してくれるが、シューターとハンターとシーフとファイターという構成でいまいち火力不足。削りに使うくらいでちょうどいい感じ。

 

 

とにかく中央にある見張り台をどうやって速攻で取るかが明暗を分ける。そういう意味では最初の拠点の近くにある見張り台よりはよっぽど重要である。とにかく敵が殺到してくるのでグリフォンナイトのファストエールを使い騎兵を走らせて見張り台を取る。後から追いついたスカーレットの回復アシスト隊を駐留させたらもうほとんど勝ったようなもの。拠点の北と南にある遺跡や敵拠点はその後にゆっくりと占領した。

 

グロスタが待ち構える最奥の拠点には見張り台によってアシストの範囲が二重に重なっているのでそのまま突っ込むのはヤバいというのは嫌でも分かる。だがその南には竜巻の祈りの像があり、拠点を攻める前にそちらを使って竜巻を放てば周囲の見張り台から敵を押し出すことができるので、その間に見張り台を取ってしまえばかなり楽になる。シューターの煙幕の効果も意外と短いので竜巻の世話になった方が多分楽。ボスのグロスタはブラックナイトとシューターの組み合わせでわりと攻撃的な編成だがその分紙装甲なのでこれまでのボスでは一番御しやすい相手だった。防御のパッシブスキルを持たないのでグリフォンナイトの攻撃で薙ぎ払えば即終了である。MAPの広さの割にはあっけない幕切れだ。

 

 

戦闘が終わってグロスタを正気に戻すが元が高潔な人物らしく、砂漠の民を弾圧していた事実に愕然とし解放軍入りについて躊躇いを感じているようだった。だが先に仲間になった剣士アラミスが実はグロスタの顔見知りだったらしく、アラミスの説得によってグロスタは解放軍として戦うことになった。まあ多分、アラミスは王族の関係者だという匂わせなのだろう。グロスタの初期装備の金羊騎士の斧に命中+20の効果があるのは痒いところに手が届く感じで嬉しい。

 

砂漠地帯は広大なだけあって探索のしがいがあり、石版の宝を見つけるのに必要な手記はここの遺跡のひとつから見つかった。砂漠を越えて次の解放戦ではふたたび騎士ローランが登場。戦闘が終わるとクライブが正体をルノーだと見破るが10年間洗脳されて(かわいそう)ゼノイラの手先になっていたことを恥じているのか素直に解放軍に入ってはくれそうにない。そこを過ぎるといよいよドラケンガルドの王子が兵を集めているというバウムラッテ闘技場にたどり着いた。ここから先は道が塞がれており、入らないことには先に進めない。砂漠地帯を攻略したことでドラケンガルドの1/3は解放したことになる。ここからいよいよ中盤戦といったところである。

 

 

続く。