四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

今期視聴するアニメを決めようの会(2024春)

 

4月になり、また大量のアニメが始まる。今期も前期と同程度の70強の新作アニメがスタートし、完全新規のアニメはおよそ50にも及ぶ。毎回言っているが多すぎる。だがこのおびただしい数のアニメの中から、自分に合った作品を探し出せたときの喜びもひとしおである。世間で人気だからと言って自分にとって面白いものなのかどうかは別だし、自分に合っているものである方が100倍重要だ。それにはやはり自分の目で見て確認するのが一番確実なので、応独占配信されているもの以外のすべてのアニメに一応目を通すつもりだが、この記事では前期と同じように視聴候補に挙がったものについてのみコメントする。だがあくまでも一話を見た時点のものであり、後で変わる可能性は大いにある。

 

視聴優先度はABCの三段階で表す。

 

【A】ガールズバンドクライ

高校中退し熊本から上京してきた17歳の井芹仁菜が初めての東京で道に迷い、入居予定の家にも入れず立ち往生していたところ、ネットで聴いていた自分の背中を押した曲を歌っているアーティスト・河原木桃香が川崎駅前でストリートライブをやっていることを知り会いに行く。寝床すらなかった仁菜は桃香の世話になるが、桃香は歌手活動を諦めて実家の北海道に戻るつもりであることを知らされる…というところから始まる物語。

 

ガールズバンドアニメは去年のBanGDream! It'sMyGO!!!!!が記憶に新しく、ティーンエイジャーの鬱屈した想いを抱えた主人公やフル3DCGアニメという点でも類似性が高い…と最初は思ったが、キャラの屈折の仕方がだいぶ過激で生き様としてもロック感強めだし、CGアニメの表現もセルルックというよりはカートゥーンに近くちょっと癖がある。舞台も川崎だし若干のアングラ感があると思うのは個人的な偏見である。なので見た後の印象はだいぶ異なり、脚本が花田十輝のオリジナルアニメということでバンド版宇宙よりも遠い場所(よりもい)のような雰囲気があるので可能性を信じてみたい。中指立てまくるせいで英語圏での配信がないらしいのはちょっと笑う。

 

 

【A】ダンジョン飯

ドラゴンに食べられてしまった妹・ファリンを救出するというクエストを、持ち合わせがないのでダンジョンに巣食うモンスターを食べつつ進み、どうにか成功に導いたライオスとその仲間たち。だがダンジョンの主である狂乱の魔術師に遭遇し、ファリンは彼女に支配下に置かれてしまう。一方その頃ライオスに対してただならぬ感情を抱いている冒険者・カブルーは、ファリンに想いを寄せるかつてのライオスの仲間・シュローに接近する。2クール目に入って単なるライオスたちの冒険の話だけではなくなり、さまざまな思惑が交錯し始め多くの種族が入り乱れることによってさながらダンジョン群像劇の様相を呈してきた。最初に想像していたのとはちょっと違ってきたが面白いのでヨシ。

 

 

【A】夜のクラゲは泳げない

かつてイラストレーターを志していたこともある女子高生・光月まひるは小学生のときに絵を揶揄されたことがきっかけで描くことを辞めてしまっていた。夜の渋谷を徘徊するまひるは、そこで自分の絵が好きだという少女・山ノ内花音に出会い、絵を描いてくれないかと頼まれる。花音は以前アイドルグループで活動をしていたがスキャンダルで脱退を余儀なくされ、現在は一人で歌ってみた動画をアップする活動をしていた。自分の気持ちを偽らない花音に背中を押され、まひるは花音と共に匿名アーティストJELLYとして活動することを決める…という物語。

 

女の子複数で音楽活動ってまたガールズバンドものか!?と思ったがちょっと違った。歌い手に絵描きに作曲、動画編集という今風のユーチューバー活動っぽい。まずキャラクターの芝居が良くて画面に引き込まれる。表情もコロコロと変わってアニメの強みを十分に活かしており同期の女の子アニメの中ではピカイチだ。夜の渋谷を舞台にコンプレックスや特別になりたいという感情に揺れ動く様を描いた演出も良く、個人的に今期ではかなり推せるアニメだ。動画工房も一時はどうなるかと思ったが、最近はすっかり復調してきたようで何より。

 

 

【A】響け!ユーフォニアム3

京都の弱小吹奏楽部が新顧問・滝昇の就任によって意識が変わり、本気で音楽に取り組んだ結果人間関係で摩擦を起こしながらも、悔しさをバネに吹奏楽コンクールで全国を目指す作品も主人公・黄前久美子が部長に就任し三年生へ進級、いよいよ最後の年が始まる。新入生や久美子と同じ楽器を演奏する強豪校からの転校生・黒江真由を新たな吹奏楽部のメンバーに加え、次々と起こるトラブルや不和の種に部長である久美子はどう対処していくのか目が離せない。現実で色々あったおかげで前作から5年も空いてしまったが京都アニメーションの職人芸は健在で、緻密な作画と地に足の着いたキャラクターの芝居、そして圧倒的な画面の情報量とどこを取っても高いクオリティを誇っている、今期の大本命だ。

 

 

【B】狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF

行商人であるロレンスは荷馬車に乗って街から街へ渡り歩く生活を送っていたが、一神教の教えがまだ行き届かない土着の神を祀る村で、少女の姿をしながらも狼の耳と尻尾を持つ豊穣の神の化身・賢狼ホロに出会う。ホロは故郷である北の森に帰るために行商人であるロレンスと取引を交わし、二人の旅が始まる…という物語。

 

2008年に一度アニメ化されたライトノベル作品の再アニメ化。監督も当時と一緒なのでよっぽど作品に思い入れがあるらしい。1話最初のぬるぬる動くアニメ、原作により近づいたキャラデザと作画でそれを実感できる。神様が本当に存在する、産業革命以前の西洋風異世界を旅する物語は、ゲーム感の強い異世界ファンタジーが溢れかえっている昨今では素朴な味わいにすら感じられる。最初のアニメは見ていないので、まさに渡りに船ということで今回のリメイク版を見てみたいと思う。

 

 

【B】終末トレインどこへいく?

7Gという新規格によってこれまでの常識が通用しなくなってしまった世界で、埼玉県吾野に住む四人の女子高生が行方不明になってしまった友達を探しに、西武線を自ら運転して池袋を目指す…という物語のはずだがあまり自信がない。どういう展開になるのか全く読めないからだ。

 

ガルパン等でお馴染みの、水島努監督のオリジナルアニメ。戦車に航空機と来て今度は電車か~という印象の通り、電車の描写だけ異様に細かい。全てがおかしくなってしまった世界で子供だけが変化しないままでいるという、明るい漂流教室世にも奇妙な物語みたいな雰囲気で、ぱっと見能天気だがどこか不穏な空気で話が進む。とにかくあらゆる部分で未知数で、悪い方に転んでもいいから視聴リストに入れておくかという気にさせられる。早くも制作の遅れを漏らしているので、あとは…ちゃんと放送されることを願うばかりだ。

 

 

【B】ゆるキャン△ SEASON3

各務原なでしこや志摩リンを中心とした女子高生たちが軽めのキャンプを楽しむ作品の三期目。キャラデザが二期から変更があり原作に近づいたものの、作品の雰囲気はこれまでと特に変わりはなく、肩の力を抜いてぼんやりと見られる作品であることには変わりない。先に映画で彼女たちが大人になった姿を描いていたため、いまさら原作の続きと言われても…という感じは少なからずあったが、いざ三期を見てみるとわりと自然と受け入れられたので視聴継続しようと思えた。でもアニメから入った身としては、やはり二期までのキャラデザの方が好きだな。

 

 

【B】ワンルーム、日当たり普通、天使つき。

ひとり暮らしの高校生・徳光森太郎の元に、ある日突然天使と名乗る女の子が人間のことを勉強するためにやってくる。純粋で心優しい彼女のことを放っておけない森太郎と天使・とわとの共同生活が始まる…という物語。

 

昔でいう突然女の子が降って湧いてくる”落ち物”系の懐かしい感じがするラブコメ。原作がスクエニから出てるからまんま守護月天だろって思うのは自分だけではないはず。毒のないストーリーと、下着姿やシャワーシーンレベルのちょっとエッチなサービスシーンがありつつ、キャラデザも可愛く作画も非常に良好なので気楽に見られる作品に仕上がっている。都合良すぎと批判されがちだが、こういう想像した通りのものが出てくる作品も悪くないもんだと今になって思う。

 


【C】Unnamed Memory

ファルサス国の王太子オスカーは自らに掛けられた子孫を残せない呪いを解くために青き月の魔女の住む塔を訪れる。途中に仕掛けられた幾つもの試練をくぐり抜け、最上階で待っていたのは年頃の少女だったが、彼女こそが青き月の魔女ティナーシャであった。結局呪いを解くことはできなかったものの、ティナーシャは呪いの力に耐えられる強い女性を見つければいいと解決法をアドバイスする。だがオスカーはその力を持つ数百年生きる魔女ティナーシャを嫁に迎えればいいと結婚を申し込むのであった。

 

強大な力を持ちつつも初心な魔女を振り向かせるまでの話といった感じだろうか。1話の後半は会話劇中心ながらも少しずれた王太子とちょっと可愛い反応を見せる魔女のやりとりが心地よかった。制作がENGIということで1話のクオリティのまま最後まで行けるのか不安が大きいが、1話を見る限りでは少しは期待できるかもしれない。

 


【C】怪獣8号

巨大な怪獣が人々の生活を脅かしている日本。日比野カフカもかつては怪獣退治を目的とする怪獣討伐隊を志していたが、今では退治された後の怪獣を解体する仕事に従事している。そんなある日職場に怪獣討伐隊を目指している後輩が入ってきたことで刺激を受け、もう一度自分も討伐隊を目指してみようと思った矢先、小さな怪獣に寄生されて自らも怪獣のような姿に変貌してしまった…という物語。

 

町中で死んだ怪獣の後始末のプロセスを細かく描くという、理想の大怪獣の後始末的なプロローグから始まり、最後に主人公が怪獣(怪人?)化するという進撃の巨人めいた引きの第一話だった。アクションも作画もかなり力の入っているなかなか高級感のある作品で、正直ちょっと期待してしまう程度にクオリティは高いので視聴リストに入れる。

 

 

【C】烏は主を選ばない

鳥に変身できる八咫烏の一族が住まう山内と呼ばれる和風の異世界。東西南北に存在する四つの大貴族から、金鳥と呼ばれる山内の支配者の后を決める登殿の儀が始まった。東家の姫であるあせびは病に伏せている姉の代わりに急遽登殿することになったが、場に馴染めず四苦八苦する。その頃下界では、北の貴族の次男坊・雪哉が金鳥の息子…すなわち皇太子である若宮の宮仕えとして働くことになってしまう。大河ドラマ的雰囲気を持つ架空の宮廷を描いた歴史ファンタジー作品で、落ち着いた雰囲気が気に入った。

 


【C】バーテンダー 神のグラス

ホテル・カーディナルでは客をもてなすカウンターバーに相応しいバーテンダーを探していた。会長の出した条件である”神のグラス”を作れる人間を探すカーディナルの営業部で働く来島美和は、たまたま訪れたバー『イーデンホール』働くバーテンダー、佐々倉溜にその可能性を見る。

 

だいぶ前に一度アニメ化されていたが再度のアニメ化。当時はそれほど興味もなくスルーしていたので今回見てみたが、特に派手さは無いもののカクテルにまつわるうんちくで客の悩みを解決したりする人情物。さしずめ酒版美味しんぼと言ったところだ。非常に落ち着いた雰囲気と、カクテルをシェイクする音や氷を削る音が心地よく、息抜きで見るにはちょうどいい感じのアニメだ。

 

 

【C】ブルーアーカイブ The Animation

無数の学校が集まって形成されている学園都市キヴォトスの一角にある、砂に埋れた地域アビドス。多大なる借金によって廃校の危機に陥っている生徒総数たったの5人のアビドス高等学校に、キヴォトスの連邦生徒会から先生と呼ばれる男が赴任してくるところから物語は始まる。

 

キャラクターは最近よく見かけるけど遊んだことは無いのであまりよく知らない人気のスマホゲーム、ブルーアーカイブ。どんな話なのかと思いアニメ見てみると…正直ほとんど何も分からない。ヘイローと呼ばれる輪っかが頭上に浮かび、銃弾を受けても傷つかない強靭な身体を持つ女の子たち。日常生活では銃器を携帯するのが当たり前になっていて、戦車や手榴弾すら特に珍しくないというなかなかに物騒な世界で驚いた。

 

とにかくあらゆる部分で疑問だらけなのだが、なぜ?どうして?という質問にはゲームユーザーですら答えられないらしいので、もうそういうものだと見たまんまを受け入れるしかないだろう。個人的には設定の分からなさよりも戦闘描写に物足りなさを感じるが、作品との波長が合うのかわりと楽しく見られている。自分のような00年代のエロゲギャルゲ世代にはどこか懐かしさを感じる作品だ。あと眼鏡のアヤネちゃんが好きだ。

 


【C】忘却バッテリー

中学時代対戦相手にトラウマを植え付けるほどの突出した才能を持つバッテリー(投手と捕手)であった清峰葉流火と要圭。その二人と対戦した山田太郎はすっぱりと野球を辞め、野球部のない学校に進学したはずがそこで清峰と要の二人に遭遇してしまう。偶然目が合った要は山田のことを友人扱いするが、彼はなんと記憶喪失になっており野球のこともすっかり忘れていたのであった…。

 

最近は男ばかりの作品だと女向けなんじゃないか?と思って最初からちょっと身を引いてしまいがちなのだが、真面目に野球をやりつつも勢い重視のギャグっぽい雰囲気で個人的には悪くない掴み。特にこういうのはツッコミ役次第で良くも悪くもなるのだがその辺もぬかりがない。制作がMAPPAということもあり無駄にクオリティが高い。

 

 

補欠

時間に余裕があれば繰り上がりで見るかもしれない枠。

オーイ!とんぼ

かつてゴルフに関わる仕事をしていたが、俗世を離れてトカラ列島のある島の施設管理人としてやってきた五十嵐が、そこでとんぼという女子中学生に出会う。島の唯一の娯楽は住民たちが作ったコースで行うゴルフで、とんぼは3番アイアンしか使わないスタイルながら非凡な才能を見せる…という女プロゴルファー猿みたいな導入のゴルフアニメ。キッズアニメみたいな雰囲気でどこか懐かしい感じが良い。

怪異と乙女と神隠

熟れた身体を持て余す書店員で作家志望の緒川菫子は、28歳の誕生日に不思議な本を手に入れる。その本をきっかけに怪異に巻き込まれることになってしまったが、書店の同僚である化野蓮によって助けてもらうことで事なきを得たが、これ以降不思議な事件に巻き込まれることになるというバディもの。オカルトとエロの組み合わせは相性抜群だが、原作と違ってそこまでサービスしてくれないのは残念。

転生貴族、鑑定スキルで成り上がる

現代から異世界の貴族の息子として転生し、生まれつきもっていた他人の能力を可視化する鑑定のスキルで優秀な人材を集める話。光栄の歴史SLGみたいな感じのステータスが表示される。主人公にわりと分別があって不快感は無いし、一話目から殺陣の描写を結構頑張っていたので意外と見れるアニメになるかもしれない。

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます

生前魔術師だった男がとある王国の第七王子に転生。その立場を使って前世ではなし得なかった魔術を極めることを目的に、自由気ままに無双する感じの話らしい。転生した主人公がなんかすっごいショタショタしい。作り手は絶対少年をいけない目で見ていると思う。前期で明治撃剣を繰り出してきたつむぎ秋田アニメLab製で、全体的にかなり動きは良く見ごたえはあった。

Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ

ファンタジー世界で商人として働いていた男が、ある日突然別の異世界に勇者候補として召喚されるが、凡人並の能力しかないことが分かったうえに元の世界にも戻れず放逐されてしまう。しかしたまたま襲ってきた敵を返り討ちにするとレベルが上がり、全ての能力が∞に変化する。まあよくある感じだねと思ったが、主人公のCVが日野聡でヒロインが釘宮理恵ってゼロの使い魔かよって思ったら座組(スタッフや声優陣)がまんまゼロの使い魔でなんだか懐かしい気持ちに。同窓会気分で見るかもしれない。

 

候補には挙げなかったが、ディズニー+独占じゃなければザ・ファブルも入れたかった。

 

前期の振り返り

見るアニメを選ぶのはともかくその後どうなったかについてはこれまで特に触れてこなかったので、これからは前期についても軽く振り返ることにする。

 

今期で言えばAに相当するのは葬送のフリーレンダンジョン飯僕の心のヤバいやつでストーリーも作画も申し分なく楽しめた。特にフリーレンはあらゆる面で突出していて、2クール目は試験編ということで多くのキャラが登場しながらもどいつもこいつも魅力的だったし、ここぞというところで繰り出される戦闘シーンには度肝を抜かれた。ダンジョン飯は生き生きとしたキャラクターとアクション、クラシックな設定のダンジョンで繰り広げられるサバイバルには毎回楽しませてもらった。僕ヤバは中学生の繊細な恋愛模様を丁寧に描いた作品で、良くも悪くも原作とはだいぶイメージの違うアニメになったがこれはこれでという感じ。

 

次にB相当のアニメ。ここは異修羅姫様拷問の時間ですループ7回目の悪役令嬢あたり。意外にも後から異修羅が上がってきて、たくさんの強者が登場するFateもどきかと思いきや、後半でそれぞれのキャラの行動が影響し合いながら運命を左右していく群像劇的な展開は面白かった。2期も予定されているので楽しみ。姫拷問は飯アニメかと思いきや拷問という名のおもてなしのパターンが案外豊富で退屈しなかった。姫様やそれ以外のキャラの反応も可愛いし、何より魔王のキャラが濃くて良かった。これも2期が発表された。ループ7回目はちっとも悪役令嬢じゃないので看板に偽りありだが、ループの経験を生かしたストーリー展開と女性向けならではの衣装の豊富さは見た目にも楽しく見られた作品だった。

 

C相当のアニメは治癒魔法の間違った使い方薬屋のひとりごと勇気爆発バーンブレイバーンアンデッドアンラック。治癒魔法は異世界ものとしてはなかなか泥臭く暑苦しい展開でトレーニング中に見るとしてはちょうど良かった。薬屋のひとりごと後宮もの+安楽椅子探偵な感じで安定した内容だったが世間の人気ほどには自分には刺さらなかった。勇気爆発バーンブレイバーンはお約束をわざと外した展開は途中までは良かったが、後半はちょっとふざけすぎのように感じてしまった。アンデッドアンラックはところどころ良いところあったのだが回想が多すぎて正直テンポを損ねていたのが残念。

 

途中で見るのを止めたのは佐々木とピーちゃんぶっちぎり?!ゆびさきと恋々メタリックルージュ。佐々ピーは魅せ方が単調で無味乾燥、ぶっちぎりは主人公の不快感が強くなり過ぎ、ゆびさきと恋々はなんでも出来すぎる男の方が段々受け付けなくなっていってしまった。メタリックルージュは素材は悪くなかったと思うのだが結局いつもの思わせぶりなだけのボンズだったというか……。

 

その代わりに見たのは望まぬ不死の冒険者明治撃剣-1874-の2つ。望まぬ不死の冒険者は大きな山も谷もない話だったが不快要素もなく暇つぶしには悪くなかった。明治撃剣は明治維新後を舞台に政府転覆の陰謀を阻止する物語で、実在・架空問わず多くの人物が登場する時代劇で、想像していたより面白かったのでとんだ拾い物だった。2024冬アニメはこんな感じで。うーん思ったより長くなった。