四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

年の瀬にガルパチップスを開封する男

2023年の仕事納めをした。去年の12月は野菜泥棒との深夜の駆け引きに疲れ果てて死にそうな日々を過ごしていたが、今年も人手不足で結局同じくらい疲れた。おかげでブログを更新している余裕もない。だが今回は来年の9日まで休めるので11連休ということになり大変ありがたい。せっかくなのでこの連休の間にできるだけやりたいことをやっておきたいものだ。

 

 

話は変わって12月19日にバンドリのカード付きポテトチップス(第二弾)が発売された。価格は税込で一袋242円。同じくおまけのカード付きのプロ野球チップスと同じようなもんだと考えると内容量は一緒だが値段はおよそ3倍である。冷静になって考えると結構高いな……。

 

おまけのカードの中には自分の推しであるMyGO!!!!!のカードもあったので欲しいというのもあったのだが、最近バンドリのアニメも配信されている分は全部見たし、リズムゲームアプリであるガールズバンドパーティーのバンドストーリーも1~2章までは読んだのでキャラの顔と名前と設定くらいは一致するようになっていたこともあり、初心者バンドリーマーとしてはここはひとつ乗ってみようと思ったのである。

 

発売日からしばらくの間は仕事が忙しくて買いに行けなかったので相当出遅れてしまったのだが、仕事終わりにガルパチップスを求めて車を走らせる。ファミリーマート専売とのことなので近所のファミマに向かったのだが、一軒目には置いてなかった。二軒目にも置いてなかった。三軒目も置いてなかった。嘘だろおい。やっぱり出遅れたのがダメだったのか、それとも最初から入荷していないのかとにかく置いてない。第一弾のときはおまけのカードを売れば元が取れたらしいので、今回もそのせいで売れてしまったのだろうか……?

 

コンビニに入って来るなりお菓子売り場に向かって何も買わずに去っていく様はまるで不審者である。近所のファミマには全部行ったのだが結局発見できなかったので店舗検索で確認し、半径5km圏内のファミマに全部行ってやる! くらいの気分でさらに車を走らせた。だがそれでも見つからないので今日はこれで最後にしようと思って入ったファミマでついにガルパチップスを発見。よし大人買いだ!と思ったがもしかしたら自分以外にも周辺で買い集めている人がいるかもしれないな……という考えがふと頭をよぎり、棚に置いてあった数の半分だけ買った(5袋)。

 


たった5袋ではMyGO!!!!!のカードは多分当たらないだろうなと思い、翌日もガルパチップスを探して旅に出た。前述の理由からひとつの店では5袋以上買わないという制約を己に課し、さらに遠くのファミマにも行った結果――55袋集まった。近所には全然無かったがあるところには結構あるもんだ。

 

ポテトチップの袋が部屋の中央で山になっているのを見るとちょっとやりすぎたかなという感じがするが、こういうのは狂気の沙汰ほど面白い。ひとつ242円とすると結構な金の浪費をしているが、元々有馬記念ジャスティンパレスに単勝10000円賭けるつもりの金だったが直前になって止めたので残った金である。

 

数十軒行ったファミマの中で一軒だけポップを付けて売っている店があり、どうやらそこの店長さんはMyGO!!!!!の長崎そよの中の人である小日向美香さん推しらしい。いい趣味をしている。果てしのないガルパチップス探しの旅でちょっとした癒やしだった。

 

 

カードが全44種類に対して55袋、全部揃うなんてことはまずありえないだろうが、内8種類ある描き下ろしイラストのカードくらいは揃ってほしい。それくらいの期待値である。それ以外のカードは基本的にスマホアプリで使われているイラストだ。袋が微妙に破り辛かったのでカードを傷つけそうで怖かったが、15枚目でMyGO!!!!!のカードが出た! MyGO!!!!!はスマホゲームに追加されたばかりなのでボーカルである燈以外の個別のカードが存在せず、バンドメンバーのカードは立ち絵を並べただけという安上がりなデザイン。ヴァイスシュバルツというカードゲーム用のカードなので文字が色々書いてあるのだが意味は分からない。

 

まあ気を取り直して次へ行こうと思った矢先の二枚目で燈が来たっ! 出なかったらさらに追いガルパチップスするつもりだったから早めに出てきてくれてよかった。今回の書き下ろしはテーマが”Winter Fashion”なのでどのキャラクターも私服ベースの暖かそうな格好をしているが、燈だけは相変わらずボーイッシュな感じ。アニメのときはファッションに拘りが無くて、お母さんが買ってきた服をそのまま着ているような印象を受けた。このあとの開封は消化試合なので省略。

 

 

55袋分開封し終えた結果、44種中36種が出た。19枚はダブりだが、おたえ(花園たえ)、宇田川巴、白鷺千聖、チュチュは3枚も出た。たくさん種類が出るほどダブりやすくなるとはいえ、まあこんなもんか。バンドメンバー5人が揃ったのはRoseliaとハロハピだけなので結構穴が空いてしまった感じがする。しかし描き下ろし8枚は全部出たので今回は勝ったということにしておこう。出たカードを全部並べてみたはいいものの、表面が光を反射してキラキラする仕様のため蛍光灯の照り返しに注意して撮影したらちょっと見難くなってしまった。

 


バンドリは後追いかつ時間的な事情で基本MyGO!!!!!推し一本で行くつもりなのだが、バンドストーリーなどを見てちょっといいなと思ったキャラは何人かいる。今回出たカードで言えばこの三人。本当はPastel*Palettesの大和麻弥(オタク眼鏡の子)を入れて四人なのだが今回はカードが出なかったので無念である。

 

左からPoppin’Party(通称ポピパ)のドラム・市ヶ谷有咲はとてもわかり易いツンデレキャラかつツッコミキャラで、Poppin’Partyの他のメンバーのエキセントリックな行動にいつも苦労している。自分を外の世界に連れ出してくれた戸山香澄に対する健気な態度が可愛らしい。中央のRoseliaのキーボード・白金燐子はバンドリで一番胸囲がでかいらしい(それだけ!?)。右のハローハッピーワールド(通称ハロハピ)の奥沢美咲は弦巻こころという金持ちの道楽に巻き込まれて、ミッシェルというクマのようなきぐるみを身にまといながらバンド活動をする羽目になった苦労人。異常者たちに囲まれた常識人だったような気がしていたが、本人も実は相当な異常者だったというよくあるパターンだ。

そんなわけでバンドリに関する知識も徐々に身につけつつ、今年最後の記事を終わる。これから毎日ポテトチップを食べるぞ!