四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

ウマ娘・チャンピオンミーティングLONGをゼンノロブロイで2023年の有終の美を飾る。

10月のチャンピオンミーティングCLASSICで、ゼンノロブロイによるA決勝の初勝利を飾ったあとしばらくの間余韻に浸っていた。だがその直後にアグネスタキオンの因子研究が始まったので、たぶん12月に行われるであろう有馬記念のチャンミ対策のために差しで使う用の因子を作り始めていた。

 

必要なのは長距離因子と差し用の加速スキル。そうなるとアナボリックを持つライアンと、彼方を持つドーベルくらいしか手持ちにいないので、その二人でひたすら周回することになった。あとはなるべく”がむしゃら”の白因子が入っていることが望ましい。長距離3を持つ親同士を掛け合わせ、最低でも白因子を10以上持ちつつ、長距離か芝か差しのいずれかの赤因子を持つライアンとドーベルを作り、あとは因子研究で星を増やしてなんとかする。これがなかなかの手間で、こういうときだけ中距離とか先行の赤因子ばっかり出るから困る。そうしているうちに期限ギリギリになんとか及第点と言えそうな因子が出来たので妥協するしかなかった。

 

 

 

 

まずは11月のリーグオブヒーローズ・マイル。距離はマイルだが、折角開放したのにチャンミには出せる水準の育成ができなかったライスシャワーを今度こそ使おうと思って魔改造。なんとかランクをUEまでは持っていけた。そしていつも通りのゼンノロブロイと、こういうときでもないと使う機会がない花嫁エアグルーヴ。LOHで後方脚質を使うのは不安しかないので脚質は全員先行だが、マイルは根性SSRゴールドシチーの持つハイボルテージ、おまけでタイキシャトルの継承固有ヴィクトリーショットさえあれば最低限の活躍ができるので、突き詰めなければ育成はそれほど難しくはない。

 

育成の甲斐あってライスシャワーがポイントゲッターの活躍を見せ、今回も30000pに到達した。ライスシャワーに英雄譚の称号をあげようかどうか迷ったが、結局はロブロイの星を増やすことに。今回のLOHからCPUが先行脚質を選択する割合が増えて、スキル構成もかなり嫌らしくなった。そのせいで非常にブロックされやすくなったのにはちょっとイラッとしてしまった。最初はチャンミで勝てない人を救済するような立ち位置のイベントだったはずなのに、もうちょっと気持ちよく勝たせほしい。

 

 

 

そしてLOHが終わり12月チャンミまでの準備期間が始まった。次のチャンミは有馬記念想定の中山競馬場2500mの右回り、季節は冬で天候は雪と普段よりスタミナを要求されるであろう設定のコース。長距離なので当然ロブロイは出すとして、LOHに引き続きライスシャワーも出すつもりだった。あと一人をどうするか……。デバフ役を出すという選択もありえたが、あれはどうしてもロブロイを勝たせたかったのと、他に育成している余裕がなかったというのが大きいし、前回ほどロブロイがダークホースになれるとは思えなかったので、三枠分育てておきたいというのがあった。そこで三人目に白羽の矢が立ったのがスペシャルウィーク【日之本一の総大将】だった。

 

通称・総大将スペは無料で誰でも手に入れられる育成ウマ娘でありながら、有馬記念に特化した性能を持つ。空いた一枠に入れておくにはちょうど良さそうな感じなのだが、無料配布なのになぜか自分の手元にはいない。ナンデ??? 実は入手に特殊な条件が必要だったのだ。メインストーリーを読み進めていくことで手に入るチームシリウスのサポートカードのお出かけで最後に手に入るスキル”日本一のウマ娘”を習得した殿堂入りウマ娘を、メインストーリー最終章後編の7R有馬記念に出走するスペシャルウィークに”日本一のウマ娘”を習得した殿堂入りウマ娘を継承させることで、普通にやったらどうやっても勝てないレースに勝利できストーリーが分岐、スペシャルウィークが手に入るという仕組みだ。【日之本一の総大将】は初期からコーナー巧者と追い上げを持ち、覚醒レベルを上げれば長距離直コを自前で取れるようになるので長距離用としてはかなり使いやすいウマ娘だ。

 

 

そういうわけでチャンミ出場候補の三人が決まった。今回のチャンミの下馬評では差しが強いと言われていたので事前に作った因子を使って三人を差しとして育てる。サポートカードはスピードSSRエルコンドルパサーから弧線のプロフェッサー、スピードSSRメジロパーマーから長距離専用だが速度上昇とスタミナ回復効果を持つ”ブチ★アゲ↑バイブス”、スピードSSRジャングルポケットから中長距離で使える終盤に出る速度上昇スキルの”昂る鼓動”、あとはスタミナSSRスーパークリークと友人SSR佐竹メイ、レンタルで長距離の差し用加速スキル”無我夢中”を持つ賢さSSRマンハッタンカフェを借りる。パーマーとジャンポケがそれぞれ1凸なためサポカのパワー不足が懸念されるが、それ以外の長距離用サポカとなると配布スペと配布ナリブしかない。とてもじゃないが今さらそんなのは使えないのでやむを得ない。

 

その後ライアン+ドーベルの因子で差し用の育成を続けていたが、ちっとも上振れせずに手応えのない育成が続いていた。今回は逃げが弱いと言われていたので、4位以下でないと発動しない差しの加速スキル”無我夢中”は、脚質分布の偏りによっては不発に終わる可能性もありえた。そうならないためには自分も前方脚質をひとりくらいは出しておくのが手っ取り早い。そこで考えたのが勝ち筋のありそうなロブロイを先行に転向させることだった。SSRジャンポケをスキル構成の良い配布ナリブに替え、SSRマンカフェをSSRオペラオーに替えて先行用の加速スキル”怪物”を取る。先行は衣装違いナリタブライアン(通称・餓狼)という目の上のたんこぶが存在していたのだが、まあ差しでもサクラローレルメジロブライトサトノダイヤモンドなどの上位互換がいるので不利なことにさしたる違いはない。チャンミ開催目前にしてようやくロブロイのUEが出来たので、もうこれでいいや!と思って本番に臨むのだった。

 

 

グレードリーグラウンド1、まあだいたい予想できていたが差しがめちゃくちゃキツい。反面先行のロブロイは前方脚質の少なさから伸び伸びと走ってそこそこ勝つ。明らかに上位のはずの餓狼ブライアンと戦ってもそれなりに勝負できる。2.5周年で強化されてからロブロイはかなり強くなったと思う。最上位には及ばないものの、中長距離ではどこでも上位に食い込めるくらいの性能はあるのでは? 結果ラウンド1はトータルで40戦22勝。そのうちロブロイが18勝。ライスとスペは稀に勝てる感じ。結構いけそうな感じがするが、まだ前哨戦……本当にきついのはこれから。

 

続くグレードリーグAグループラウンド2、やはりかなり厳しい展開に。当然格上と当たることが多くなり、使用キャラも環境上位のキャラばかりになる。相手がUDとかUE9とかでも絶対勝てないわけではないが、当たった瞬間の絶望感がものすごい。結果は40戦12勝。普段だったらこの程度の成績だとB決行きは免れないのだが、なぜか最初の5戦で3勝できてしまいA決勝に行きになってしまった。結局3勝できたのは最初の一回だけだったということを考えれば、かなりマッチングに救われたようだ。

 

 

グレードリーグA決勝当日。対戦相手はサクラローレルのUE3が最高の、トータルで見れば同じくらいの相手。他は日之本一スペシャルウィーク、別衣装トウカイテイオーあたりが危険な相手だろうか。相手のスキルをよく見ると王手なんか取ってる!! 前回のチャンミでは必須レベルのスキルだったが、今回のコースで王手は無力なのだ……。ナイスネイチャのデバフスキルが多少不安要素だが、まあ分の悪い戦いにはならないはずだ。

 

スタートを切ると、ロブロイが出遅れる。前回も決勝で出遅れてなかったか!? 枠番が最内なのでもしかしたら閉じ込められるかも……と思ったがうまく抜け出しくれて安心した。脚質分布は逃げ1先行2差し4追込1。先行のロブロイがテイオーと位置争いをするが、前半のうちに回復スキルを軒並み発動させたのが幸いしてずっと2位のまま後半に突入する。ライスとスペはいまいち奮わないようだ。今回は単逃げなので、先行とじりじり距離が詰まっていく。終盤に入るまでに先頭のパーマーを抜ければほぼ勝ったようなものだが、中盤に金スキルを連続発動させてもなかなか抜かせてくれない。

 

終盤に入るとロブロイが”怪物”を発動し間もなく先頭のパーマーを抜き去り先頭に立つ。そのすぐ後ろをテイオーが追走する。その間なんか物凄い勢いで後ろからぶっ飛んできた!サクラローレルだ! だが4位では無我夢中は発動できないのでここで終わりだ。ロブロイが最終コーナーを抜け固有スキルを発動、一気に突き放す……かに思われたがテイオーと自分のじゃないスペが食らいついてくる。ロブロイは中盤の位置争いに全てを懸けたようなスキル構成なので、”最高峰の夢”を発動させたらもう後が無い。頑張れ~!!! テイオーが連続で速度スキルを発動させ、じりじりと差を詰めてくる中、手に汗握る展開に思わず声を張り上げた。だが追いつかれるギリギリのところでロブロイが一着でゴールイン。実にクビ差の勝利である。前回は幸運の先行で独走してそのまま勝ったことを思えば今回はかなりアツい展開のレースになった。こういうレースを待ってたんだよ! まあ勝てたから言えることだが……。

 

 

そんなわけで2023年最後のチャンピオンミーティングをプラチナで終わり気持ちのいい年末である。今から一年前にゼンノロブロイが実装され、その直後のチャンミでは一勝もさせられなかったことを思えば、まさかのチャンミ連勝とはずいぶん腕を上げたものだ。マッチング運に救われたところはあるにせよ……。

 

来年の1月LOHはダート、2月のチャンミは短距離とゼンノロブロイを活躍させるのが難しい条件のため、しばらくの間ウマ娘については低空飛行になりそうだ。多分適当に流すと思う。そろそろロブロイの別衣装が欲しいな……。アニメも3期が現在放送中だが、正直に言うと1期2期ほど熱くなれない。今期アニメの大本命!のつもりだったがちょっと期待しすぎたか。一年間ロブロイを活躍させるために頑張ってきたつもりだが、一応チャンミA優勝の目標を達成しモチベもじりじりと低下中だ。来年の2月末にアプリ3周年になるので一応そこまでは様子を見ようと思う。