四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

ウマ娘・チャンピオンズミーティングMILE(第一回)

ウマ娘の月1対人イベント、チャンピオンズミーティングは毎月開催ではなくなり、先月は新イベントLoH(リーグオブヒーローズ)が行われた。たまたまLoHがその時期に差し挟まれたのか、それともこれからチャンミとLoHが交互開催になるのかはまだわからないのだが、それによってこれまで星座の名前を冠していたチャンピオンズミーティングはその意味を失い、距離の名前が付くという若干味気ないものになってしまった。今回のチャンピオンズミーティングMILE、条件は東京1600・芝不良・晴・雨・春。G1安田記念である。

 

 

 

出場ウマ娘は上記の三人。最初はそんなにやる気はなかったのだが、ゼンノロブロイのマイル適性をフレンドの因子込みでAにできることが分かったので、それなりに本腰を入れて育成することにした。はっきり言ってロブロイを出すことで得られるアドバンテージは一切無いが、固有が無効でないだけマシと言っていいだろう。オグリは育てやすい成長補正だったからだが、進化スキルが全くの無力なのでロブロイと同じく今回の条件では特別強くはない。応援団長キングは今回終盤開始と同時に固有が発動するため強い方のキャラと言っていいのだが、後方脚質それより強いナリタタイシンダイイチルビーという目の上のタンコブがいる。

 

ダイタクヘリオスダイイチルビーナリタタイシンといった今回の環境レベルのキャラを持っていないので、どうせまともにやったところで勝ち目は薄い。しかし三女神かラモーヌのガチャを回したときの副産物である無凸のSSRダイイチルビーをたまたま持っていたので、今回の後方脚質の必須スキルである”電光石火”は用意できる。これならやるしかないだろうということで全員差しの運ゲーで行くことにした。ただしSSRダイイチルビーはサポートカードとしての性能はかなり低く、スキルを取るためのわざマシンなどと呼ばれているほど。加速補助としてはアナボリック、シューティングスターを継承。それとSSR賢ネイチャから乗り換え上手を取った。最初は電光石火あるし不要なんじゃないかと思っていたが、結果的にこのスキルに助けられることになる。

 

 

グレードリーグ・ラウンド1。最初の5戦でロブロイが入着すらしなかったため、マイルSにはならなかったが評価値が高くスキルが充実していた方のロブロイと交換する。これか結果として良かったのか悪かったのかは最後まで分からず仕舞いだったが、その後何回かロブロイを勝たせることができた。オグリとキングも順当に勝利し、特にキングは固有が強力なため勝率が良かった。それでもトータルでは40戦22勝、ラウンド2はAグループに駒を進めた。しかしラウンド1で勝率5割強だとラウンド2ではボコボコにされるというのがここ半年の経験でよく理解していたので不安しかなかった。

 

 

グレードリーグ・ラウンド2Aグループ。この辺になるとほとんど環境キャラばかりと遭遇する。前述のキャラに加えてヤマニンゼファーサクラチヨノオーシーキングザパールなどが加わる。当たったらほぼ負けるので当たらないことを祈るしかない。後方脚質はスキルの不発で全く振るわないことがあるので、タイシンやパールあたりには紛れで勝てることもある。それでもタイシンは追込のくせに中盤からグイグイと差しより前に行き終盤に入ったら”迫る影”を出してそのまま勝つパターンが強すぎる。中には前に行くことを見越してニシノフラワーの固有継承”つぼみ”まで搭載している個体もいた。

 

差しの加速は順位条件で5位以下にいなきゃいけないのに、それより後ろの追込の加速に発動条件が何も無いって強すぎる。ズルい。差しなんて後ろがちょっと多いだけで全ての計画が狂ってしまうし、逃げが多ければ追いつけない、非常に不安定な脚質だ。一回だけ差し5追込4なんて偏ったレースになったのだが、序盤からロブロイがトップに立ちそのまま終盤になってもロクにスキルが出ないせいで普通に負けた。どうしようもない。結局一日目は5勝しかできず、今回もA決勝は無理かと諦めかけたが二日目に運良く4勝できてA決勝に行くことができた。実に1年半ぶりくらいのA決勝。ここぞというところでロブロイが終盤に入った直後に乗り換え上手→アナボリ→電光石火→シューティングスターと完璧なコンボを見せ、あっという間にトップに立ったのはまさに奇跡を見ているようだった。こういうときは本当に強いんだけどなあ……。

 

 

グレードリーグA決勝。ここまで来れば最低でもB決勝1位よりも貰えるものは多くなるので損はしないが、気持ち的にはやはり勝って終わりたいところ。ウイニングライブでロブロイにセンターに立って欲しい! しかし相手はヘリオス2にタイシン2、後は夏タイキシャトルと応援団長キングという悪夢のような編成。正直始まる前から終わった感はあった。しかし実際の展開は粘って粘ってタイシンを前に行かせず、最終コーナーで突っ込んできたロブロイがヘリオスを追走、ギリギリ届かず2着となったが想像したよりはずっと良いレースになった。能力的にも圧倒的に格上の相手に対してよく頑張ったと思う。

 

 

最終的な勝率は4割強。勝利数の半分くらいは応援団長キングだった。今回の誤算は電光石火が思いの外出なかったことだろう。このスキルは終盤に追い抜き状態(速度スキル発動など)であることが条件だったので、そのためのスキルセットが必要だったと気付いたときにはもう手遅れだった。これで乗り換え上手が無かったら結果は惨憺たる有様だっただろう。想像しただけでゾッとする。