四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

ロマンシング・サガ ミンストレルソング二周目Part4

 

ラストバトルを前にして、魚類の敵シンボルの多いマラル湖でひたすら化石魚と戦っていた。目的は装備の強化素材である怪魚の石鱗。この素材は武器防具を問わず付けるだけで水系の攻撃を完全に無効化するという素晴らしい素材なのだ。水系の攻撃自体はそれほど多くはないが、サルーインやシェラハの攻撃の一つに水術であるウォーターガンがあり、その攻撃だけでも無効化できるというだけで戦いを有利にできる。すがるような気持ちで怪魚の石鱗を5人分集めるのだが、レアドロップなのでなかなか手に入らない。通常ドロップのフィッシュフックが数え切れないほど溜まっていくので、技のひらめきや武器の適材を馴染ませながら100回以上の戦いを繰り返した。

 

 

マラル湖で戦っている最中も宝の地図をドロップするので、気分転換のつもりで財宝を掘りにいってみると竜鱗の盾や鎧などのレア装備を入手できた。このゲームの盾は回避のための装備であって装備しても防御力が上がらないのだが、この竜鱗の盾は火水雷の耐性が10上がるというそれだけで非常にありがたい盾だ。竜鱗の鎧は防御力は30と並だが火水雷に対して高い耐性を持つ。ラストバトルで使うかどうかは分からないが、手に入れただけでもなんだか嬉しい。戦いを繰り返しついに1周目から合わせてプレイ時間が100時間になった。怪魚の石鱗も5つ揃ったし、そろそろ残っている強敵たちと戦いに行く頃合いだ。

 

 

二度目のシェラハ戦。一回目は無策で挑んだのでなす術なくやられてしまったのでちょっと戦うのが怖かったが、今度は対策も万全だ。フィールドアーマーの素材をヴェルニーに付け替え、術防御強化を施す。全体に睡眠を与える”漆黒の帳”対策に眠り耐性を持つ魔石の仮面を。全体に恐怖を与える”夜風の詩”対策に音波耐性を持つ精霊銀の腕輪を持たせる。あとは頑張るだけだ。

 

魔石の仮面も精霊銀の腕輪も全員分用意できたわけではなかったが、ここまでガチガチに対策するとほとんど苦戦しなくなった。三邪神最大の魔力を持つと言われるシェラハだが、あまりにも知力が高すぎてゲームバランス上高度な術が使えず基本の単体術しか使えないのが切ない。唯一魅了の効果を持つ”闇の誘惑”だけが厄介だったが誘惑はムーンライトヒールでついでに直せるのでそこまで怖くない。単体攻撃だし。物理攻撃の通りがいいので基本に忠実に戦っているとやがてシェラハは倒れた。

 

 

シェラハを倒すと一時的にシェリルの姿に戻り、神殿の奥で眠りに就くと言う。そこで選択肢が出て光のダイアモンドを渡すと闇の力は封印され、マルディアスに留まることになる。シェリルとは各地の酒場でまた会うことができるようになり、闇術を売ってもらったり仲間にすることができるようになった。シェリルはLPと回復BPが高い高性能なキャラなのだが、光のダイアモンドが固定装備になって外すことが出来ない。今回は帝国PTでいくつもりだったのでシェリルを使うつもりはなかったのだが、これが後で影響を及ぼすことになるとは思わなかった。

 

 

次に三邪神の長兄・デスに喧嘩を売りに行く。”開門”による全体LP攻撃、”死の一閃”による即死攻撃、”生命の刈り取り”による前列攻撃を得意とするので、対策としては財宝のラストリーフや武神の鎧によるLP攻撃耐性、お守りやイシナスの髪飾りによる即死耐性、そして前列攻撃対策で隊列を前列一人に変更する。準備はこれくらいだ。

 

 

デスは骸骨系の敵と同じく射突系攻撃がほとんど効かないのが厄介だが、リヴァイヴァを全員に撒く鉄板戦法で戦えばシェリルと同じくわりと苦労せず倒せた。しかしシェリルと違って倒しても何も貰えないので倒す意味は特に無いらしい。SFC版では死の剣と死の鎧をひとつづつ手に入れられたのに。しかし強敵撃破の事実はこの上ない自信となった。残すは三邪神最後の一柱、サルーインのみ!

 

 

二周目からの追加要素として、冒険で手に入れたディステニィストーンをサルーインに捧げてパワーアップさせることができる。個人的にはわざわざ相手を強くしてあげるって何?という感じになってモヤモヤするのだが、とにかくラスボスを強くできる。ディステニィストーンを10個全て捧げた状態は真サルーインと呼ばれ、JRPG屈指の強敵として伝説が今も語り継がれている。

 

リマスター版では真サルーインを倒すことでさらなる追加要素がアンロックされるので、二週目は真サルーインと戦うぞ!と意気込んでいたのだが、シェリルからダイアモンドが外せなくなったのでこれではディステニィストーン10個全てを捧げることができない!! なんという誤算……。

 

 

サルーインとは戦えないということで腕試しとして9個捧げた状態のサルーインと戦ってみることにした。これくらい楽勝じゃないと真サルに挑むなんて無謀でしかない……そう思っていたのだが、強すぎる! 通常形態と違って1ターンに三回まで攻撃してくるようになったのだが、あまりにも攻撃が激しすぎてこちらが攻撃している暇がない。攻撃しないと”剣の雨”という周期的な全体攻撃を放ってくるのでとても回復が追いつかないし、リヴァイヴァを使っている暇もない。ランダムで全体に状態異常を付与してくる”心の闇”がえげつないし、”ゴッドハンド”という1000くらいのダメージ+即死効果を持つ技を1ターンに三回使われたときは我が目を疑った。ダメージと即死効果で都合二回死ぬためリヴァイヴァを使っていても効果が出ずに倒れてしまうのだ。そして倒れると今度はアニメートを使われて死体を操られさらに手数が減るという悪循環に陥ってそのまま全滅した。これまだ真サルーインじゃないんだよ!? 一気に自信喪失してしまった……。

 

 

サルーインに勝つにはクラス選択や使用武器などの時点から戦術を練らないといけないらしく、バファル帝国PTなどというロールプレイ中に挑んでいい相手ではなかった。調べたところ捧げるディステニィストーンは5個まではほとんど強さが変わらず、6個目からサルーインの強さが跳ね上がっていくようなので、とりあえず2周目のラストは6個捧げたサルーインを倒して終わることにしようと計画を修正。さすがにこれには勝てるだろう……。

 

 

変身前のサルーインは軽くちぎって(9個捧げたサルーインも変身前はすぐ終わった)、第二形態との戦闘が始まる。剣の雨対策としてとにかく攻撃の手を緩めないことがサルーイン戦の大原則なので、回復はジャンの使うリヴァイヴァに任せてひたすら攻撃する。聖杯を使ってBPを最大まで回復させた後この周回で覚えた最高ランクの技をひたすら連発する。長期戦は一撃のダメージよりコストパフォーマンスを重視するべきなのだが最早それは関係ない。あらん限りの力で攻撃するとあっさり終わってしまった。印象としては普通のサルーインと大差ないくらい。ディステニィストーンを捧げた数が3個違うだけでこんなにも変わるとは……。

 

 

というわけで二周目が終わった。宝箱を取らないでおき、進行度が進みきってから開けてレアアイテム大量ゲットの目論見は成功したものの、真サルーインとは戦えず消化不良になってしまった(多分勝てなかっただろうが)。クラスに関しては強いクラスをためらいなく使うくらいの覚悟が必要だった。一周で入手できるまとまったジュエルの量はある程度限られているので、打倒真サルーインを視野に入れるなら最初から強いクラスを育成していく必要があると思う。これらを踏まえて三周目を開始する。

 


今度の主人公はシフ。なんか女主人公ばかり選んでいる気がするが特に狙っているわけではない。初期クラスはローザリア重装兵。防御力が上昇するクラスで、持っている武器のスキルが非常に良い明らかな強クラス。ゲームを開始すると最初に見たこともないイベントが始まる。アサシンギルドのリーダー、ダークが仮死復活の技を行うが、そこにちょうどミニオンがデスと交渉しており、その思惑がかち合ったのかダークは復活するものの記憶喪失になってしまうというイベント。

 

シフはバルハラントのガトの村から始まるが、村の一角に先程のダークがいて話しかけると仲間になる。この先成長していくとさらなるイベントが起こるらしいのだが……それは三周目をやるにあたってのお楽しみ。ここまでいったらしゃぶり尽くすまでやるつもりだ。