四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』聖地巡礼Part1

あまりにも熱中しすぎて日常生活に支障をきたしてしまったアニメ『BanG Dream! It'sMyGO!!!!!』の放送も終わり、やり場のない熱意を持て余してしまったので次にやることといえばそう、聖地巡礼である。『It'sMyGO』の舞台は主に池袋と都電荒川線鬼子母神駅周辺に集中しており、聖地巡礼するならまずそこに行くのが筋というものだが、色々とリサーチした結果1日では多分終わらないだろうということになって、先にそれ以外の場所から攻めていくことにした。都内だと土日は人が多いし、シャッターチャンスがなかなか無いので余計に時間がかかるから(特に池袋)、そうなると早朝から行動開始しなければならない……。

 

 

そういうわけでまずは13話冒頭で豊川祥子が若葉睦の家を訪問するために一瞬登場した小田急小田原線成城学園駅北口。若葉睦は人気お笑い芸人と国民的女優の娘だけあって大豪邸に住んでおり、当然ハイソな街に住んでいるのだろうということで世田谷区成城という都内でも有数の高級住宅地が選ばれたのだろう。自分もここには初めて来たので駅前を離れて30分ばかりその辺を散策していたが、アニメの大豪邸ほどではないにしろ一般家庭よりはだいぶ大きな家屋と庭と高級車ばかりで高級住宅街の実態は痛いほど良く分かった。ここにいる時間が長いほど身体が蝕まれていく気がするので早いところ次へ行こう。

 

 

成城学園前から新宿まで行き、山手線で一駅のJR代々木駅西口前交差点。ここに13話で祥子がテレオペのアルバイトをしていたとおぼしきビルがある。当然だが”株式会社ミネラル天然ライフ”という怪しげな名前の会社は現実には存在していない。特に明言されていないものの、祥子がウォーターサーバーの販売員として認知されているのはちょっと笑える。かつて光のお嬢様であった祥子がテレオペの仕事に身をやつしているのは複雑な心境だが、絶対に働いているのをバレたくないという祥子の固い意志というか見栄があってこういうことになっているのだろう。テレオペの仕事は容姿を問われないのでバンドマン向きの仕事でもあるらしい。そういう意味では解像度高いのかも。

 

 

代々木から山手線に乗り池袋方向へ。途中目白駅で下車する。10話で家に帰る長崎そよを千早愛音が追いかけていったときに一瞬移った駅のホームが目白駅のものであった。車両の緑色のラインと山手線の中でも特徴的な狭いホームがそれを裏付けている。そよが住んでいるのは六本木のタワーマンションらしいので、ここから新宿か代々木で大江戸線に乗り換えて六本木まで行くのだろうかと想像する。

 

ヒットアンドアウェイで再び山手線に乗り込みJR大塚駅まで行く。ここの駅を出てすぐのところにある都電荒川線の踏切が9話で高松燈と椎名立希が帰るときに一瞬映った場所なのだが、二人がライブハウスRiNGから帰るときに使うのはここから一駅の”東池袋四丁目”だと思うので多分二人がこの駅を使ったわけではないと思う。じゃあなんで映ったんだろう。謎だ。

 

 

大塚から都電荒川線(現在は東京さくらトラムとも呼ばれている)に乗り6駅ほど行くと8話後半でそよと睦が降り立った飛鳥山駅に着く。ここには別件で一度訪れたことがあったので、アニメで出てきたときはここ見たことある!と驚いたものだ。電車を下りてすぐ目の前に広がる飛鳥山公園は都内でも有数の桜の名所で、コロナ前は春になると足の踏み場もないほどの花見客で賑わっていたのだが、夏場は噴水の水が出ていないこともあってそれほどでもない。飛鳥山渋沢栄一の家があった土地でもあり、公園内には渋沢史料館もあって大河ドラマ”晴天を衝け”の放送中にはそれなりに賑わっていたのかもしれない。

 

 

飛鳥山公園の中へ。公園内には博物館が3つあったり、遊具の周辺にはD51と都電の無完動車両が置いてあったりなど、広さのわりには施設が盛りだくさんの公園だ。祥子とそよと睦の待ち合わせの場所となったのはちょうど#の形をした噴水のあたり。CRISHICの復活を望んでいたそよがその実質的リーダーであった祥子に三行半をつきつけられるという衝撃的シーン(このアニメそんなのばっかりだが)が展開されたわけだが、どうやらバンドリ!シリーズで飛鳥山公園がロケ地として使われたのは今回が初めてではないらしい。現在バンドリアニメを一期から見ているのでいずれ出てくることもあるだろう。アニメでは背景に映っていた公園内の都電車両は実際には樹木が生い茂っていてそこまではっきりとは見えないし、邪魔な樹は結構無かったことにされているようだ。

 

 

飛鳥山に隣接するJR王子駅から京浜東北線で赤羽に。ここは13話の最後、AveMujicaのデビューマスカレードを終えた祥子が降りた駅で、ここに現在の住居があることが判明した場面である。そう考えるとそよと話し合うことになった場所がなぜ飛鳥山だったのかというのも理解できてくる。待ち合わせには都合のいい場所だったのだろう。繁華街だけあって人と障害物が多すぎて、アニメと同じ構図で写真を撮るには早朝か夜中、道路に飛び出さないと難しいだろう。自分にはそこまではできない。

 

赤羽駅から新幹線の高架に沿って100メートルほど北上すると祥子の帰り道と一致する場所がある(パイプのパターンが唯一同じというくらいしか判断材料がないが)ので、帰り道はこっちの方角なんだなということが分かる。バス停の並ぶ道の前付近だ。この先に祥子の住んでいるアパートがある…かもしれない。

 

とりあえず『It'sMyGO』の聖地巡礼Part1はここまで。次回から池袋か鬼子母神周辺を攻めていきたい。そろそろ気温が落ち着いてきて、外歩きにはちょうどいい感じになってきた。聖地巡礼も捗りそうだ。