四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

ゼンノロブロイ実装。

 

 

しばらくウマ娘のアプリに触っていなかったが、ゼンノロブロイ実装の報せを聞いてやらないわけにはいかなかった。元々ウマ娘のアニメ(一期)からハマり、今アプリがリリースされたら絶対課金するのに……と思いながらも三年間何の音沙汰も無くその気持ちを持て余していた。

 

 

その後アニメ二期の放送中にようやくアプリがリリースされ、ウマ娘ブームが起こる中自分も余暇の時間を全てウマ娘にあてるほど遊んではいた。ほどほどに課金しつつ、ウマ娘漬けの毎日。何度かチャンピオンミーティングでプラチナも取れた。だがプレイヤースキルとトライアンドエラーだけでなんとかなっているうちは良かったが、その栄光にも徐々に翳りが見え始める。

 

 

本気で勝ちに行こうとするとあまりにも生活に影響が出る。ガチャは渋すぎて重課金以外はついていけないし、アオハル杯の実装でただでさえ長いプレイ時間がさらに増えた。そしてありったけ時間を費やしてもチャンピオンミーティングの決勝ラウンドであっさり負けてしまい、苛立って端末を破壊してしまった。こんなの続けてたら頭おかしくなる……。そう思った。

 

 

ウマ娘を引退する。でもウマ娘眼鏡っ娘たちを早く実装して欲しいと思っていたのに全然来なかったので、それだけは未練だった。そのときビワハヤヒデは持っていたから、ゼンノロブロイイクノディクタスが実装されたら復帰してもいい。そんなことを考えながら一年が過ぎた。

 

 

ブログで何度か言及しているが、三度の飯より眼鏡っ娘が好きだ。はっきりいってキモいのは分かっているが、自分を偽って生きるよりはずっと良い。そもそも三十年前くらいからずっと好きなんだから今更変えようがない。三つ子の魂なんとやらだ。

 

最近は特に心がささくれ立つようなことが起こっているので、このタイミングでのゼンノロブロイの実装は本当にありがたかった。やっぱり眼鏡っ娘が最高の癒やしだ。強いていえば眼鏡に度が入っていたらもっと良かったが、それは贅沢というものだろう。だからこそ『サマータイムレンダ』の南雲先生の強い度が入った眼鏡の描写には感心してしまったのだが。

 

 

ウマ娘ゼンノロブロイ、低身長・眼鏡・巨乳という誰がこんなの考えたんだというレベルの欲張りセットである。素晴らしい。実馬が500kgに届く巨体の牡馬だったから、正気だったら絶対にこんな擬人化思いつかない。グランブルーファンタジーのドフラといい、Cygamesには趣味の良い社員がいるようだ。それが気に入った。

 

読書家で控えめな性格という絵に描いたような絶滅危惧種文学少女だが、自己実現のためにひたむきに頑張っている健気なウマ娘だ。しかし地味なことが災いして自分が思い描く英雄の姿にはなかなか辿り着けないことから、徐々に勝利への渇望と闘志を身に着けていく。そんな見た目とは裏腹な育成ストーリーもなかなか良かった。

 

 

しかしゼンノロブロイは秋古馬三冠(天皇賞秋・ジャパンカップ有馬記念)を制覇した二頭の内の一頭にもかかわらずあんまり評価されていないというか、地味な扱いを受けている。それはウマ娘でも例外ではない。いまだ破られていない有馬記念レコードタイムも持っているのに。

 

それもそのはず、直後にあのディープインパクトが競馬史に登場してしまう。ディープの前には何だって霞んでしまう……。ウマ娘の育成ストーリーでも大王(キングカメハメハ?)やすさまじい衝撃(ディープインパクト?)に話題を掻っ攫われてしまう。悲しい。そんな境遇がゼンノロブロイを地味眼鏡っ娘としてウマ娘に転生させることになったのかもしれない。

 

 

まともにプレイしたのは一年ぶりだったのでもう何もかも忘れてしまったが、URAをやっているだけでも全体的にインフレしたのが分かる。そして久しぶりにやるウマ娘ってかなり面白いゲームだと感じた。かるーく遊ぶ分にはそう思える。

 

だがあまりにも運に左右されるゲームなので、本気に勝ちに行こうとすると地獄を見ることになるのだ。かつての経験からそれを思い出したので、今度はほどほどに遊んでみようかな。マジにならなきゃいいゲームだと思うよ、本当に。