7月22日に劇場版の第四弾『激闘に叫ぶ愛』が公開される。
TVシリーズにおける19話から22話の内容になるはずだが
第四弾から新規のシーンの割合がかなり増えるらしく、期待は高まる。
TVシリーズは一度通しで見ているが
劇場版の前にはちゃんと該当話数を見返してから行くことにしている。
劇場版は、はっきりいってかなり分かりやすくなっていた。
TV版は不親切というか、あの世界における当たり前のことを
あえて説明してくれないので、視聴者に対する忖度はまるで感じられない。
重要なシーンもそうでないシーンも演出がフラットなため
サラっと出てくる重要な情報も右から左へ通り過ぎていってしまうことが多かった。
そのせいで今何してるんだっけ?なんであそこに行くんだっけ?
みたいな感じになることもしばしば。
登場人物の感情を追いかけるのもなかなか骨で
突然エキセントリックな言動をしはじめるようにも見える。
巻き戻して何度か見ると、そういうことなのかな?とようやく少し理解できる。
なんだか面白そうに見えない書き方になったが、個人的には面白い…と思う。
ただ言うまでもなく戦闘シーンは絶品である。
富野由悠季の描くロボット物のアクションシーンは
その世界にそのメカがあるんだからそういった使い方をされるはずである
という納得が大いにある。
ロボットのメカニズムを十全に発揮して描かれるバトルは
『逆襲のシャア』などが特に顕著だがGレコでも今だ健在で、期待するしかない。
2014年から始まったGレコも、来月でようやく終わる。
なんだかんだで長い付き合いになった。