四十の一部始終

今年で四十歳になりました。二日に一回更新が目標。

『ユニコーンオーバーロード』を遊ぶPart4

前回やっと攫われたスカーレットを取り戻すところまで行ったのだが、実はここまでが体験版の範囲。チュートリアルが終わってここからようやくゲーム本編が始まったなという感じだ。ここから取れるルートは三つ。岩と砂漠の国ドラケンガルド、エルフの住む森の国エルヘイム、そしてコルニアの南半分は解放したので残りを解放するために北進するかのいずれかだ。

 

順番は好きに選べるが、とりあえずエルフ仲間にしようぜエルフ!ということで一番最初にエルヘイムに向かうことにした。エルフといえば弓使いというのが定番だし、いまの解放軍には弓使いが一人しかいないという切実な理由がある。決してやましい理由ではない。魔女の沼地の南側に国境線も曖昧なエルヘイムの入口がある。迷いの森となっているその場所っは魔女のヤーナだけが通り抜けることができるので、ヤーナを仲間にするのは必須となっている。

 


エルヘイムに入ってすぐのところで肌の黒いエルフのロザリンデが仲間になる。うーんすごいハイレグ…。エルヘイムはかつてのコルニアの重臣でありヤーナの師匠でもある魔女アルチーナによって支配されており、もしかして彼女もガレリウスによって操られているのではないかということで解放軍はロザリンデ率いるエルフ軍に協力することになるのだが、エルヘイムに入って一番最初のMAPの推奨レベルがいきなり15である。直前のスカーレット救出が8だったことを思えば急激にあがりすぎている。

 

仲間になったロザリンデは最初からAPとPPが2の初期上級職だし、主要な敵も軒並み上級職である。頑張れば絶対勝てない……というわけではないと思うが(このゲームは消費アイテムが滅茶苦茶強いから)、正規ルートとして想定された攻略順というわけではなさそうだ。とりあえず行ける範囲は全部行ったのだが、おそらく必須ルートと思われるエルフの王都を解放しないことにはこれより先に進むことはできないらしい。ロザリンデはこのまま連れ回せるので先に他の場所に行くことにする。

 

 

コルニアからドラケンガルドへの道は2つのルートが存在するが、北側のルートは国境線付近が極めて要塞化されており通り抜けるのは不可能。守備が比較的手薄な南側のミア関所から侵攻していくことになる。推奨レベルは9なのでこっちから先に行くのが正規のルートなのだろう。今回はワイバーンナイトの兵種が初登場。同じ飛行兵でもカウンター攻撃を持ちグリフォンナイトに比べてスキルが少し攻撃的。

 

MAPも狭いので今回の敵は戻ってきたばかりのスカーレットにできるだけ経験値を与えることにする。攫われたレベル2のときのまんまだ。クロエのお守りや新兵の杖の経験値アップ装備で身を固めればみるみるうちにレベルが上がっていく。こんな感じで舐めプしても特に苦労するところはないMAPである。最初の頃は気付かなかったけど、スカーレットのパッシブスキルって完全に装備依存で自前のスキルがひとつもなかったんだな……。

 

 

ミア関所を突破するとそこに現れたアレインの従姉妹であるヴァージニア姫と十年ぶりの再会を果たす。かつてのガレリウスの反乱の際ドラケンガルドの地に逃れ、今はこの国の王子だったギルベルトの元に身を寄せているらしい。さすがに重要人物だけあってかお目付け役のリアという少女と行動を共にしていたのだが、イレニアの遺児であるアレインが解放軍を率いているなら話は別ということでヴァージニア姫が解放軍に加わる。ヴァージニアはヴァルキリアという固有クラスで、盾2つ持ちという防御の堅さに加えて空を飛ぶ敵に必中の技と重装の敵のガードを無視するという2つの特攻技を持つ強キャラ。御目付役のリアはソードマンという対斥候向けの会心率の高い必中技と先制攻撃技を持つが守りは非常に薄いクラスでちょっと使いにくそうな感じだ。

 

解放軍の面々もレベル10になると次のスキルが解放されるキャラが増えてくる。アレインもキャバルリースレイという騎馬特攻技、ナイトは騎馬突撃の気絶効果付き貫通技ワイルドラッシュ、ハスカールは命中は低いが前列攻撃の多段技ロールアックスなど戦闘の選択肢が増えてますます頭を悩ませる。最初はウォーリアー三人もいらないと思ったが敵を倒せばAP+1でもう一回遊べるドン!できるようになるのでかなり評価が変わったクラスのひとつ。クロエは投槍攻撃で飛行にも特攻が取れるようになって攻撃範囲が広がるし、ウィッチやハンターは2体の敵にバラバラに攻撃するスキルなどが増える。しかし裏を返せばレベルが同じなら敵も同じスキルを使ってくるわけで、こっちが一方的に楽になるというわけではない。

 

 

ドラケンガルドの地に足を踏み入れてすぐにまた次の戦闘が始まる。南の街にはベレンガリアというゼノイラを裏切って捕まっている敵の将軍が、東の砦にはクレリックのプリムというキャラが捕まっており、解放軍が攻めてきたのに乗じてそれぞれ脱出のために動き出す。

 

プリムは長髪の敵の剣士が逃がしてくれる……けどこれなんかどっかで見たシチュエーションだ。FEのナバールとレナを意識してないと言ったら嘘になるだろう。こういうどこかで見た展開が非常に多いゲームではあるのだが、逆に心のどこかでそういうのを期待しているのは否定できないのも事実。それぞれ戦闘中にいきなり敵のど真ん中に出てくるので、助けようと思ったらゆっくりとしてはいられない。ベレンガリアは上級職だけあって単騎でもわりと戦えるくらいのスペックがあるが、プリムのほうは攻撃手段を持たないクレリックなので嫌でも焦らされる。

 

 

南と東に部隊を展開しつつ、ベレンガリアとプリムにそれぞれ合流するとその場で仲間になる。そして仲間になったプリムで砦を守っている剣士アラミスを説得すると仲間に。この短期間に一体何人仲間が増えるんだ!? 編成を考える方の身にもなってほしい。そこが楽しいんだけど。

 

戦闘終了後ベレンガリアが正式に仲間になるが、実は解放軍の斥候トラヴィスの姉であることが判明する。この姉がきっかけでトラヴィスがブルーノと揉めることになったので、あのサブクエの前にベレンガリアが仲間になってたらどうなるのかはちょっと気になるところではある。トラヴィスがレベル10で敵に毒を与えるスキルを覚えたので、状態異常の敵に対して威力が上がるスキルを持つベレンガリアは非常に相性が良く、さすが姉弟といった感じ。

 

 

ここからさらに2ルートに別れる。東へ行くと王子ギルベルトがいるという闘技場のある街へのショートカットになるが、途中に傭兵が守っている城塞都市アドプティが行く手を阻んでいる。推奨レベルは先程のエルヘイムの入口と同じく15。敵は下級職のみというのが大きな違いだが、挑むには少し勇気がいる。南へ進むと砂漠地帯に入る。なんでこちらの関所の守りが手薄だったのかというのは、戦略的価値が薄いから…というな納得の理由があった。ここで急に最初の頃に仲間になったオーバンがしゃしゃり出てきてびっくりするが、この砂漠出身なのでこの辺の連中に顔が利くから任せろ!ということのようだ。このゲームは自由度高すぎで必ず仲間になるキャラしか話に絡んでこないのだが、まさかオーバンがこんなところで活躍することになるとはね……。

 

 

砂漠の入口にあるフリーバトルの魔法陣ではバリスタ(弩弓)が初登場。部隊が駐留して使う固定砲台で、範囲内ならボスすら狙い撃ちにできてしまう。戦闘に入る必要すらなく経験値が入ってくるのでレベルが低いキャラに経験値稼がせるのにはもってこい。ここの海沿いの街の解放戦ではローランと名乗る謎の騎士が乱入してくる。しかし砂漠では飛行兵以外は進軍速度が低下するのであんまり役には立たない。この砂漠の移動速度低下がかなり面倒なのでちょっと気が重くなるが、次回砂漠編。

 

 

続く。

 

『DUNE/デューン 砂の惑星PART2』鑑賞。

『DUNE/デューン 砂の惑星 PART1』が日本で公開されたのは2021年10月。SF小説の古典と言ってもいい作品なので名前だけは知っていたもののこれまで触れる機会はなく、色々あって映像化にも恵まれていなかったようなので、渡りに船だと思って観てみることにしたのである。『複製された男』『メッセージ』『ブレードランナー2049』など数々のSF作品の映像化を手掛けているドゥニ・ヴィルヌーブが監督を務めていることもあって、作品の出来についてそれなりに信頼はしていたのだが、それ以上にこの作品の興味を持った理由は、SFという分野においてはファンタジーで言う指輪物語ロード・オブ・ザ・リング)のようなジャンルの基礎になっている作品だと位置づけられているからだ。つまり今自分たちがよく知っているSF作品の、さらに元ネタのような作品だというわけだ。

 

実際に観てみると確かに作品全体に漂う既視感がものすごい。舞台が砂の惑星だったり、ベネ・ゲセリットという秘密結社がボイスという言葉だけで人を操ったりする特殊な能力の持ち主だというのは、スターウォーズでいう惑星タトゥーインやフォースのようだし、砂虫(サンドワーム)という時に知性を感じさせなくもない超巨大な生物には風の谷のナウシカ王蟲のイメージが重なる。高速で飛んでくるものを防ぐシールドの技術が発達しているため、銃ではなく剣などによる原始的な接近戦をしないと相手に致命傷を与えられないなどの理屈も、陳腐どころか一周回ってむしろ新しさすら感じるほどである。はぁーなるほどね、先人たちはこの原作小説を読んでイメージを膨らませていったわけだ。そのイマジネーションの源泉に触れるのはなかなかに刺激的な体験だったのだが、上映時間155分もあったPART1は本当に序章といった感じで終わってしまったので映画としてはあまり高得点はつけられない作品であった。

 

そんなこんなで2024年になってようやく日本でもPART2が公開されたので、話の流れはそれなりに覚えているから復習しなくてもまあ大丈夫だろう…と軽い気持ちで観に行ったものの、作品独自の専門用語の数々がすっかり頭の中からすっぽ抜けていたため、映画を見ながらこれどういう意味だっけ…と最初のうちはちんぷんかんぷんの状態だった。しばらく見ていれば文脈としてある程度の理解は可能だったが、帰宅してすぐにPART1を見て再確認することになった。

 

見たついでに大雑把に前作をおさらいするとこういう話。アラキス、あるいはデューンと呼ばれる砂の惑星で採取されるスパイス(メランジという名前があるが、自分の見た吹替版では単語そのものが出てこなかった)を摂取すると、超高速航行の演算すら可能になる特殊能力に目覚めるため、スパイスを掌握するものが宇宙を制するほどの影響力を持っていた。銀河帝国の皇帝はハルコンネン男爵家に惑星アラキスとスパイスを管理させていたが、あるときその管理権がハルコンネン男爵家からアトレイデス公爵家に移されることになり、アトレイデス家の長であるレトの息子ポール・アトレイデスも父親と共にアラキスへ行くことになる。しかしそれはアトレイデス家の隆盛を妬んだ皇帝の罠であった。ある晩ハルコンネン家が率いた軍隊の奇襲攻撃によってアトレイデス家は一夜にして壊滅、ポールは母親のジェシカと共にアラキスの広大な砂漠に逃れる。だが砂漠で大量のスパイスに晒されることになったポールには未来を予知する能力が目覚めつつあった。二人はアラキスの原住民フレメンに拾われることになったものの、余所者のため受け入れられない者もいたが、決闘の末フレメンの一員として認められるのだった。

 

PART1は基本的に主人公であるポール・アトレイデスの境遇や世界観の説明に終始していたのだが、PART2はフレメンの一員となったポールがハルコンネン家への復讐のために徐々に頭角を現していき、幾多の試練と戦いを経てリサーン・アル・ガイブと呼ばれる救世主となっていく姿が描かれる。その中でヒロインであるフレメンのチャニと心を通わせつつも、やがて運命のいたずらによって二人は引き裂かれてしまうことになる。

 

前作に比べて戦闘シーンのパートが増えて見どころは増えているのだが、前作以上に風景が砂と岩ばかりで代わり映えしない感じは拭えない。フレメンの文化や言語はイスラム色が強く、宇宙SFものにも関わらず中東と欧米が戦争している風に見えてしまうので若干のせせこましさを感じてしまう。ポールは未来視の能力を得て救世主になったはずが、それによって運命に逆らうことができなくなってしまうという皮肉な結末には思わずため息が出てしまった。PART3までやるらしいが、公開はいつになるんだろうか……。

 

『ユニコーンオーバーロード』を遊ぶPart3

 

捕らえられたスカーレットを救出するため、協力者が待つ場所まで目前に迫った解放軍。だがその一歩手前であるラクリーゼル地方の砦には、岩鼠団と呼ばれる盗賊が住み着いてときどき街を襲っているらしい。治安回復のために盗賊退治に赴く解放軍。推奨レベルは7。盗賊は解放軍の接近に気付いていたが、新入りであるニーナという女が先鋒を買って出る。その頃解放軍にはミレーという女が接触してきており、家出した姉のニーナを探しているとのこと。これは多分ミレーで話しかけるとニーナが仲間になるタイプのステージだな…。それにしても同じウォーリアーでも男と女で随分とガタイに差がある。細身の身体で棒の先に豆腐がついたようなハンマーを振り回すのは色んな意味でおっかない。

 

 

今回は大量にバリケードが置かれていて、その奥の見張り台にいる敵がアシストをかましてくるというMAP。ここまでウォーリアーを一人も仲間にしていなくても今回ゲスト参戦するミレーがウォーリアーなので、ブレイブスキルのヘヴィスイングで障害物を破壊してくれるので心配する必要はない。もしくはオクリースなどの空中タイプをリーダーにして空を飛んで障害物を無視するかのどちらか。最初の障害を突破しミレーでニーナに話かけるが、説得は失敗して戦って大人しくさせることになる。会話の後ミレーとニーナが強制的に戦闘に入ってしまうので、消耗していると結構危ない。それにしても貴族の出であるニーナは騎士団の入団審査に落ちたショックで出奔し、流れで盗賊団に入るという真逆の選択は普通にヤバい。破天荒とかいうレベルではない。

 

 

ニーナを倒した後も説得には応じず逃げ出してしまう。あれ、もしかして仲間にはならないタイプのやつ? とちょっと不安になる。ニーナが占拠していた街を抜けると後半戦に突入、砦に陣取る岩鼠団のボスであるブリスとの戦いに入るが、このMAPから野営地が設置されていて、使用すれば範囲内の自軍のHP・スタミナが回復する。このMAPも基本的には歩兵中心のためこちらは騎兵中心に戦えば特に苦戦する理由は見当たらない。ブリスはホプリタイなので魔法かルーンソード、沼地で売っていたルーンスピアなどの魔法攻撃で戦えばあっさり落ちる。

 

戦闘後、落ち延びる岩鼠団に合流するニーナだったが、根っからの育ちの良さは隠せなかったせいで、お前は盗賊向きじゃないと同行を拒否される。そしてとぼとぼと解放軍の元にやってきたニーナはミレーに説得されてようやく解放軍入りを決めるのだが、これを拒否することもできる。まあニーナはメチャクチャやってるから拒否したくなる気持ちは分からないでもないが、今回はできるだけ仲間を増やしていきたいので受け入れた。ミレーも仲間になるのかなと思いきやこちらは用が済んだらどこかへ行ってしまった。まあウォーリアーが三人いても持て余すし……。4部隊を4人編成まで拡張し、次はいよいよスカーレット救出作戦に臨む。

 


ラクリーゼル地方の街からほど近い場所に設営されていた野営地では、アレインの従姉であるヴァージニアを守護する薔薇騎士団と呼ばれる女騎士たちが解放軍を支援するために待っていた。魔法に対して堅い守りを持つホワイトナイトのミリアム、騎士団領解放のときに支援してくれたグリフォンナイトのフラウ、そしてゼノイラに囚われていたが脱走してきたウォーリアーのキトラの三名が、スカーレット救出のゲストとして参戦してくれる。兵種的に非常にバランスのいい三人だと思うが、個人的にはデフォルトの配置から前衛をグリフォンナイトだけにした方が戦闘は安定した。

 

 

スカーレットが捕らえられている城塞都市ユ―クイットには現在皇帝ガレリウスが滞在しており、かつて女王の側近でホドリックの同僚でもあった騎士ルノーが守りについている。ユ―クイットは当然のことながら守りも堅く激戦が予想される。そして何よりMAPが広い! 騎士団領が2つ入りそうなくらい広く進軍には相当の時間を要する。近場の街までの間には森が行く手を阻んでおり、騎兵では通常より移動に時間がかかってしまう。上のルートは城塞都市との間に川が流れているので徒歩行軍では行けなさそうだが、拠点を取れればそこで部隊を引っ込め、別の拠点から出すワープが使えるのでその辺の心配はいらない。今回は上ルートを薔薇騎士隊ともう1部隊、東ルートに2部隊の四部隊を最初に出して攻めることにした。

 

 

二手に分かれたが敵は容赦なくこちらの本拠地狙いで来るので、念の為足の遅い1部隊は本拠地の守りに付いてもらった。これも他の拠点を取りさえすれば別のところから出撃し直せるので無駄にはならない。上のルートは騎兵がいるのでグリフォンナイトのいる部隊を向かわせたのは正解だった。ガードの上から一撃で敵を葬るので頼りになる。両方の街を制圧すると今度は城攻め。堅く閉じられた都市の門はMAP上に配置されている破城槌(バトリングラム)を用いてこじ開ける。それ以外の手段でも壊せなくはないが時間がかかる。その間も援軍は湧いてくるから……。東の街を取った後は城塞都市までの長ーい道のりを進軍していくことになるので、空を飛べる薔薇騎士を除いては時間をかけて進軍していく必要がある。こういう広いMAPだとどうしても騎兵大活躍になりがち。

 

 

城門の外の敵を一掃し、破城槌で門を破ろうとするとバリケードが突然地面からニョキニョキと生えてくる。破城槌なら1回の体当たりで壊せるのだが、やっぱりここはウォーリアーのブレイブスキルでまとめて破壊するのが気持ちいい。敵援軍もどんどん湧いてきて面倒くさいし。ボスであるルノーとの戦いではやはり騎兵特攻を持つグリフォンナイトが頼りになるが、空中ユニットは地上ユニットに対して回避率が倍になるという特性があるものの、防御面は心もとない。アシストを入れるか入れないかで再計算されるからか戦闘予測が変わるので、好きな方の結果を選べばいいんじゃないかと分かってきた。これはもはや運命を操る力と言ってもいい。まあそれでもどうしようもないときもあるのだが。

 

 

ルノーを倒すとアレインがすかさず一角獣の指輪の力で洗脳解除するが、その直後ガレリウスが街外れの聖所にスカーレットを連れて向かったという報せが入る。うおっ…まさかこの段階でラスボス(候補)と戦うことになるのか? お供にファイター二人を連れているが、ガレリウス本人の能力がヤバい。攻撃を2回無効化するスキルと全体のHPのを1にするスキル、攻撃した相手にカウンターで毒を与えるスキルなどこいつ本当に序盤で戦う相手なのか? 負けバトルなのでは?といった考えがつい頭をよぎってしまう。

 

とりあえず1部隊は前衛のファイターを排除するために犠牲となってもらった。その後も全体のHPを1にするスキルのおかげで戦闘予測が真っ赤に染まるので迂闊に戦闘を仕掛けられないが、いくつかの部隊がちょっとならダメージを与えられると予測が出ているので、もうアイテムを使ってもいいから全滅覚悟で特攻させるか……と思って戦闘させたら死なずに生き残る部隊があった。モルドン一人を前衛に、シャロンを後衛に置いている部隊。シャロンが天のかけら交換で手に入れた聖職者の守杖によってダメージ半減のパッシブスキル・プロテクションが使えるようになっており、ヒールと合わせて前衛のモルドンがガレリウスの攻撃に死なずに耐え、生きて殴り続けられる! まったくの予想外だったがまさかの大活躍。あと一撃のところまで削ると最後はアレインでトドメを刺した。

 

 

ガレリウスを倒すと聖所の中でスカーレットを触媒に謎の儀式をしているバルトロと名乗る魔術師がいた。理由は分からないが、このために教皇の娘であるスカーレットを探していたのだという。オウガバトルで言うカオスゲート(異世界の扉)でも開こうとしているのか? 倒したはずのガレリウスも蘇り、今度はその刃でアレインが死んでしまう…しかし天から六賢人を名乗る謎の声がアレインを蘇らせ、エルフの住む国エルヘイムで一角獣の指輪の封印を解いてこいという啓示を残すのであった。

 

 

アレインはようやく帰ってきたスカーレットと久しぶりにイチャイチャしつつ、啓示に従って解放軍の今後の方針を決めることになった。ちなみに正気に戻ったルノーは行方不明に。指輪の封印を解くために南のエルヘイムへ向かうか、アレインの従姉であるヴァージニア姫の目撃情報があった東のドラケンガルドへ向かうか。最終的に両方行くことになると思うが、どちらから先に行くのかは任意である。薔薇騎士団の三人も正式に仲間になり、再び編成を組み変えなければならず考えることが多い…! でも新しい城塞都市へ来たら、とりあえず宿屋で料理を頼んで一息つきたい。チーズinハンバーグを頼んだらポテトとポテトとポテトでじゃがいもが三つも被ってしまったぞ。これメインの料理以外の付け合せはランダムなのか。ものによっては面白いスクショが取れそうな気がする……。

 

 

続く。

 

ウマ娘・トランセンド実装。

 

3月11日に新ウマ娘トランセンドの実装予告があった。先月22日の三周年記念配信でキャラクターそのものがお披露目になったばかりなのにもう!? 長い間放置されたキャラがいる一方で、これだけのスピード実装は他に類を見ない。しかしウマ娘の実装スケジュールは長期的なスパンによって決まっているということを考えれば、これは明らかに狙ったものだった…というのはモデルになった競走馬のトランセンドについて調べていくうちに理解することになる。

 

個人的にメガネっ娘は大好きなのだが、最初に公開されたビジュアルではいまいちピンと来ず、モデルとなった競走馬の方も活躍していた年代は2010年前後というあまり詳しくない時期だったので特に思い入れがあるわけでもなく、正直ガチャが来てもスルーでいいかなというのが当初の認識だった。しかし3月12日の実装当日、Xに投稿されていた固有スキル演出の動画を見て考えを改めた。

 

 

トランセンドは伊達メガネだったのか! ウマ娘ツインターボに似た印象のオーバーサイズのパーカー、ゲーミングファッション的な勝負服も相まって、第一印象とはだいぶイメージがかけ離れたその姿に一気に心を鷲掴みにされた。もうメガネがどうとか関係ない。どストライクだこれ! ゼンノロブロイ貯金としてガチャチケを170枚ほど取っておいたこともあり、トランセンドのために躊躇いなくガチャを回すことにした。ついこの間イクノディクタスのために20枚ほど使ったが、今回は40枚ほどでなんとかなった。ありがたい…。

 

 

ウマ娘トランセンドはひとことで言えば”共通した趣味を持つ気のおけない友人”のような、トレーナーとの距離が非常に近いキャラクター。ついその人懐っこい態度に勘違いして告白なんかすると、そういうつもりじゃなかったとか言われちゃうやつだな……。その低音ボイスによるダウナーな感じの雰囲気とは異なり、あらゆるところに繋がりを持つ陽キャでそういうところはウマ娘セイウンスカイに似ているかも。映画が趣味のサブカルオタクで、最新ガジェットを好むという設定は半導体メーカーのトランセンドと重ねているのだろうか? オタクはオタクだが限界オタクのアグネスデジタルとはタイプの違うオタク女子だ。ウマ娘トランセンドが映画好きなのはたぶん母馬がシネマスコープという名前だからだろう。伊達メガネではあるのだが、勝負服のときは本気なのでメガネを外し、そうでないときはメガネを掛けるのでひと粒で美味しい。

 

さっそく最初から4話まで解放されているキャラストーリーを読むと、今までのウマ娘キャラストーリーとだいぶ毛色が違う。まず最初からトランセンドが部屋にいて既にかなり仲が良い。一応出会いのエピソードも語られるのだが、趣味が同じで学園外でもたびたび顔を合わせることがあり、ウマが合ったので気が付けばで一緒にいることが多くなったという。こちらはウマ娘のトレーナーなので情報が必要、そして情報収集の得意なトランセンドとしょっちゅう取引という名のお茶会を開いてノリの良い会話を楽しんでいるというすごく居心地の良い空気が流れている。他のウマ娘の場合は大抵出会いから始まって、何かしら問題の抱えている子にアドバイスなりしてやって、その後の選抜レースで結果を出して信頼関係が生まれ、晴れて契約を結ぶ……というのがだいたいのパターンなのだが今回はまるで違う。

 

トレーナーもいずれ誰かの担当にならなければいけないし、ウマ娘もトレーナーが付かなければレースに出られない。そういうわけでスカウトする相手を探すわけだが、トランセンドはトレーナーに一度も担当にどうかというアピールをしなかったので、もしかしたら脈無しなのではないかと思っていた。実はお互い今の相手でいいんじゃないかと思いつつも、いざ口に出して今の心地よい関係を壊したくないと思って二人とも言い出せずにいるのだ。なんというかウマ娘にしては恋愛もののような甘酸っぱさがあって、いい歳こいて思わず身悶えしてしまった。ウマ娘は恋愛ものじゃないんだけど。

 

いつもはあけすけに物を言うトランセンドがこのときだけはどこか遠慮がちというか、奥ゆかしさが感じられて非常に可愛いのだ。もの凄く遠回しに自分をスカウトしてほしいと伝える様子はまるで愛の告白のようで、見ているこっちが照れくさい。もうこれで終わりでいいだろ! 他のウマ娘だったらこれでエンディングだよ! と思ってしまうくらいの満足感がこの時点で既にあった。しかしここまではプロローグでしかない。

 

 

ここでモデルとなった方のトランセンドについて調べてみる。2009年から2012年の間に現役だった競走馬で、ダートを主戦場として活躍した。主な勝鞍はジャパンカップダート(現チャンピオンズC)、フェブラリーSマイルCS南部杯。2011年のドバイワールドCにも出走し、ヴィクトワールピサの二着と敗れはしたものの、日本馬によるワンツーフィニッシュという初の快挙を成し遂げた。2011年のドバイワールドCは、言わずとしれた東日本大震災直後の3月末。ウマ娘トランセンドの実装にあたって、公式からは異例の注意喚起がなされた。

 

 

トランセンドの物語を語るうえで、震災のことを避けては通れないとCygamesは判断したようだ。おそらく相当の覚悟が必要だったはず。そして実際にウマ娘トランセンドのストーリーは、震災の年のドバイワールドCから逆算して作られた物語だったと言っても間違いではなかった。

 

 

退屈な日常より刺激的な非日常を求めて走るトランセンド。最初は観客の前で走ることには慣れていなかったものの(史実ではブリンカーという視界を遮る馬具をつけていたためか)、クラシック期からは同世代のライバルであるワンダーアキュートエスポワールシチーフリオーソらと鎬を削ることになる。エスポワールシチーフリオーソトランセンドと同時期に発表されていたが今回のシナリオが初登場となる。俗に言うスマートファルコン被害者の会。フリオーソは口を開けば船橋のことばかりで、フリオーソというよりサトミアマゾンみどりのマキバオー)の擬人化なんじゃないかと疑いたくなるほど。このアプリではドバイワールドCは実装されていないため、なけなしのドバイ要素として名もなき大富豪が登場。このときはこの程度でお茶を濁すかに思われたのだが……。

 

 

シニア期の3月に異変は起こった。非日常を求めて止まなかったトランセンドの前に訪れた本物の非日常。自分が被災したわけではないものの、様々な地域を訪れ交流していたトランセンドにとっては突然の出来事に価値観が揺らぎ、レースにも身が入らなくなってしまう。ウマ娘世界はわりとギャグっぽいというか、なんでもありの雰囲気がこれまであったので、大きな天災の前に無力感に打ち拉がれている姿は最初は意外にすら思えた。なんならウマ娘の超人的な力でパパっと復興してしまう、なんてこともあり得たのだが、しかしこれはウマ娘。競走馬だけでなくその周辺の競馬に関わっている人間たちもひっくるめた擬人化なのだから、今こんなことをしていていいのだろうか…と思ってしまっても何ら不思議ではなかった。

 

このときの目標レースである帝王賞JBCクラシックに当時猛威を振るっていたスマートファルコンが出走してくる。非常に高い能力値だが頑張れば勝てそう…と思ってしまうが、スキル構成がガチなのでこっちも本気でスキルを取っていないとまず勝てない。勝てばスキルPと先駆けと逃げコーナーのスキルヒントが貰えるが、そこまで無理をする必要はないかもしれない。2011年には本来盛岡で開催されるはずだったマイルCS南部杯が府中で開催されることになったのだが、ウマ娘でも東京競馬場マイルCS南部杯が開催される。実況やファンファーレもこのレース専用の特別仕様で当時を徹底的に再現するという熱意を感じるものになっている。

 


ずっと迷いの晴れないトランセンドであったが、被災地の復興とともに交流のあった人たちに後押しされ、非日常ではなくかけがえのない日常のシンボルとなって走ることを決意。最初は可もなく不可もないシネマだと自分の人生を例えていた彼女も、やがて人生は波乱万丈の終わりのないシネマだと認識を変えていく。チャンピオンズC(当時はジャパンダートダービー)二連覇を果たし、三年間の競争生活を終えたトランセンドの元にドバイの大富豪から招待状が届く。トランセンドは二人のウマ娘ヴィクトワールピサブエナビスタのはずだがウマ娘として実装される予定は今のところ無い)と共に日本代表としてドバイ国際G1に出走し見事ワンツーフィニッシュ。ドバイのターフに『HOPE』の文字を刻んで物語は終わる。

 

オタク娘というキャラクターからこれほどまでシリアスな展開が繰り出されるとは思わなかったが、真摯に史実と向き合った良いストーリーだったと思う。なんなら自分も当時のことを思い出してしまって、最後の方ちょっと泣いてしまった。3月11日という日に実装された意味が今なら理解できると思う。競馬でも、ゲームでも、人々の心が沈んでしまったときこそ必要なんだという、エンターテイメントの持つ力を信じたトランセンドのストーリーは、エンターテイメントを提供する企業であるCygamesの自身の声でもあったんじゃないかと思ってしまう。実際にドバイに出走した陣営の人間も、日本が大変なことになっているのに競馬のために海外へ行くことには躊躇いがあったと聞く。少し前のイクノディクタスのストーリーもかなり良かったが、ウマ娘に飽きたと言いつつもときどきこういうのが出てくるからウマ娘が止められない。

 

 

話は変わってウマ娘の性能としては、ダートに適正を持っているが芝もFなのでその気になれば魔改造できなくもなさそう。脚質適正は逃げと先行。他ウマ娘の加速スキルに反応して加速する固有スキルを持ち、自前で”盤石の構え”と”ポジションセンス”を持ちイベントによる”危険回避”の取得が可能。固有スキルはダート専用ではないが、特定のダートレースで効果が上昇する。

 

盤石・ポジセン・危険回避を持っているということは自前で逃げの裏技・斜行コンボが可能。アオハル賢があればより完璧。盤石の進化スキルと斜行コンボで序盤のハナを取って前に出続け、ラストスパートでは他のウマ娘の加速と同時に加速するという、これは現在ダートの覇王と化しているコパノリッキーをメタるために生み出されたと言っても過言ではなさそうだ。かなり強いはず。成長補正もスピ・パワ・賢にそれぞれ10%持っていて無駄がなくかなり育てやすそうな感じ。

 

これまで自前のダートキャラが全然いなくて、ダートチャンミにもいまいちモチベが上がらなかったのだが、トランセンドのおかげで次のダートチャンミは頑張れそうな気がしてきた。でも実際のチャンミはコパノリッキーよりもトランセンド同士の戦いになるような気がしている。一筋縄では多分いかない。

 

 

見た目だけではなくそのストーリーも最高に刺さったウマ娘トランセンド。またしばらく頑張れそうだ。

 

『ユニコーンオーバーロード』を遊ぶPart2

 

このゲーム序盤でまだ解放してない地域も歩き回れたりして、基本的に進行がかなり自由。そのせいかストーリーの連続性はちょい薄めというか、どんな順番で行っても破綻しないようになっているからか話の繋がりは結構曖昧になっているところがあって、その最たる部分がいきなり(たぶん)ラストバトルに行けてしまうところ。

 

 

フィールド上で橋が壊れている場所があるのだが、城塞都市バールバチモでウォーリアーのモルドンを仲間にした後材料のコルサイト石を30個用意すれば修理が可能になる。修理した後にこの先には何があるのかなと橋の先に足を踏み入れようとしたら、なんとここから先へ行くと最後の戦いですといった雰囲気を急に醸し出してくる。それでも先に進もうとすると、ゼノイラ帝国側の意味深なイベントが流れたりして本当に最終決戦っぽい感じになってくる。レックスがスカーレットを巻き込まずに皇帝ガレリウスを倒すつもりだったのかと勝手に納得しているし、もしかしてスカーレットを助けた後にも差分があったりするのだろうかとちょっと気になるところでもある。

 

推奨レベル40だけあって敵のステータスを見ると上級職だし装備もカッチカチだしスキルもやばい。MAPも広大でおびただしい数の敵が配置されているし、当然勝てるわけがないので早々に白旗を上げた。いつかリベンジできるときを楽しみに待つとしよう。

 

 

気を取り直して続きをやる。一応推奨レベル順にやっていくのがいいかなと思い、沼地に遺跡とやってきて推奨レベル5で残ったのがパラディス砦解放戦という、特にストーリーの無いリベレートクエストと呼ばれるもの。サブクエストよりはるかに狭いMAPでの戦いなのですぐに終わるのが特徴。敵ユニットも4部隊しかいないし、普段は騎兵の機動力に頼りがちだから今回は歩兵でも十分活躍できそう……そんな程度の認識でこっちも育成中の2部隊程度を出せばいいかと思って敵に近づいていくと、敵騎兵のワイルドラッシュクレリックのいる部隊が半壊し慌てて作戦を変更、聖騎士ジョセフのいる部隊を出して逆襲して終わらせる。いや正直だいぶ焦った。

 

 

他にも敵の部隊が二つしか出てこないものの、敵グリフォンナイトのブレイブスキル・ファストエールによってMAP上の移動速度が倍になり本拠地のタッチダウンを狙ってきて焦らされたり、小粒ながら面白いものが多く色々と戦術の勉強になる。他にも無制限に利用できるフリーマップや、名声を高めれば手に入るらしい伝説の剣がある墓所など興味が惹かれるのだがストーリーも進めていかなければ。

 

今度は推奨レベル6に上がり沼地の隣の傭兵ベレニスの砦。ぶっとい脚のねーちゃんが王子の実力を見るために戦いを挑んでくる。兵種マーセナリー(傭兵)が初登場。大剣による高い攻撃力と、フォロースラッシュという味方が攻撃を受けたときに反撃するスキルを持つ。MAPはほとんど街道の上での戦いになるが、見張り台にクレリックが陣取っているので放っておくとアシスト回復が厄介。国中から集めてきた天のかけらを30個ほど交換して仲間になった有翼人のオクリースが地形を無視して行動できるので、脇道の見張り台を攻撃させつつ騎兵を前進させる。敵リーダーのベレニスまで肉薄したものの、拠点手前で傭兵を召喚するブレイブスキルを使ってきてスタミナをゴリゴリ削る消耗戦に。本人もシーフを前衛に置くめんどうくさい編成なので、こちらも溜まったブレイブポイントでアローレインなどを撃ちまくり削った後に直接攻撃で撃破。その後ベレニスが仲間に。クエストなどもちまちまこなしていたおかげでこの時点で名声もCランクに上がり、勲章が50あれば部隊を4人編成まで増やせるように。

 

 

この地域を平定すると採掘場が利用できるようになった。利用するには一回200Gで、ず~っと昔にやったFF9ミニゲーム『ここ掘れチョコボ』を彷彿とさせるようなミニゲームだ。制限時間30秒で、一回つるはしを振るうごとにソナーのように地面のどこにアイテムが埋まっているのかが分かり、正確な位置を探し当てればあとはアイテムに応じた深さまで掘り進めばアイテムが手に入る。

 

基本的には採集アイテムのコルサイト石と鉄鉱石ばかりなのだが、たまに天の欠片が手に入るし、稀に宝の地図も掘り当てられる。鉄鉱石は1個200Gで売れるので赤字になることは無いという夢のような施設だが、さすがにやりすぎてもヌルゲーになるだけなので宝の地図が出なくなるまでを目標にして掘りまくった。結果的にその頃には鉄鉱石が100個くらい増えていた。

 

 

 

せっかく宝の地図を手に入れたのでお宝探しに挑戦。クエストの欄から地図の中身を確認してみると地図上に丸い輪が描かれており、宝が埋まっているであろう場所の小さな画像が添付されている。最初のコルニア地図1は採掘場の近くにあった洞窟の入り口のような顔のある場所だったので分かりやすい。ここで手に入る祝福の直剣は行動ごとにHPが回復する武器。ドラクエの奇跡の剣みたい。コルニア地図2は魔女の沼地から北に少しいった場所の森の中で、中身がガーディアングローブというガード後に攻撃力と会心ダメージアップのバフが掛かる防具。誰に使わせればいいのだろうか…いっそのことホドリックにでも使わせてみるか? コルニア地図3は王都グランコリヌの北にある森の中。シャーマンにスピード低下のデバフを掛けられながら探索しなければいけないので面倒だった。中身は踊り子の足環というアクセサリーでアクティブスキルを発動した際に会心率と会心ダメージが上がるパッシブスキルがついている。つまりアクティブスキルが二回使えないと意味がないわけで、オクリースに持たせるのが今のところ最善だろうか? コルニア地図4は地図3の西の方、聖堂みたいなところに行く途中の湖のほとりで、中身は名将の長弓という今の時点では攻撃力の高い弓。エリアルシフトという空中の敵に対して強くなるバフスキル持ちだが今のところあんまり使い道は思い浮かばない。炎上効果持ちのフレイムボウの方が良さそうに思える。コルニア地図5はどこかの島の浜辺っぽいことは分かったのだが、歩いて回れる範囲では似たような地形は見つけられなかった。もしかしたらまだ解放してない港町から行ける場所なのかもしれない。

 

 

ついでなので各地にある石板の方も同時にまわった。石板クエストの発動には色褪せた手記というアイテムが必要なのだがどこで手に入れたのかは忘れてしまった。多分コルニア一周のときだと思うが……。石板には順番どおりに触れていかないといけないのだが、順番を間違っていてもそれが何番目の石板かはそのとき教えてくれるので総当りでもそれほど時間がかからない。まず一番目のミノタウロスの石板はコルニア地図3と同じ地域の西の方にある廃墟みたいなところにあった。そして二番目の人魚の石板はコルニア国の北西の海岸沿いにあった。石板の位置はマップ上に記憶されるので、最初の頃にコルニアを一周していたのが役に立った形に。そして三番目が沼地の魔女の村から西にいったところにあり、最後の一角獣の石板は採掘場から北に行ったところにある。その全てを調べ終えると王剣コルニクスという攻撃力15で全てのステータスが5上昇するという破格の武器だ。名前からしてアレイン専用かと思いきや剣士なら誰でも装備できる。しかしアレインに持たせたくなるのが人情というものだ。

 

 

そういうわけでお宝探しも終わり、強力な装備の数々も手に入ってちょっとした万能感を味わいつつ、次のMAPは推奨レベル6の騎士団領奪還。非常に東西に広いマップで、歩兵の機動力では横断するのに相当時間がかかる。いつも通り騎兵を先行させて、途中の拠点を占拠したら一旦引っ込めて歩兵をそこから出撃させるほうがよさそうな感じ。民衆から税として食料を集めているおかっぱ頭のガストンとかいう領主が今回の敵。騎士団もまとめて敵になっているのだがゲスト参戦の騎士アデルが説得を試みると寝返って味方になるのだが、正直そんなに頼りにならない。

 

 

だが本命はその後に現れる援軍のグリフォンナイト・フラウ。今回の敵の主力である騎兵に対して無類の強さを誇り、横一列攻撃一発で全滅させてしまうほど。この子に近くの街を占領してもらえばそこから自軍を出撃させることが可能になるので非常に都合のいい存在だ。敵の騎士団はもう一つの別の部隊も説得できるがこちらはガストンに義理立てして寝返らないので倒すしかない。ちなみにこのMAPからの新要素として道中に石像があり、祈りを捧げることで広範囲を攻撃したり味方を回復したりできる。

 

 

ここのボスであるガストンは過去に飢えたことのあるトラウマからか食料を集めることに拘泥しているらしいのだが、住民に対する配給も滞りなくやっていたというような話も聞けるためそんなに悪い奴でもなかったのでは?という気がしてきてちょっと後味が悪いサブクエストであった。解放した後のモブ騎士もこれでまた贅沢できる!みたいなことを言っていたので余計にそんな気持ちになる。ガストンは仲間になってもおかしくないような雰囲気があったが、他のキャラと何が違ったのだろう……。

 

今回のMAPの範囲が凄まじく広かったおかげで解放された範囲も広く、スカーレット救出まであと1歩のところまで迫った。レベル10になると新スキルも解放されてガンビットの構成にますます頭を悩ませる。嬉しい悲鳴である。

 


続く。

 

『ユニコーンオーバーロード』を遊ぶPart1

 

3月8日に発売となった『ユニコーンオーバーロード』、体験版のデータを引き継いでさっそく遊んでいるのだが、止めどころが無くてなかなか困ったゲームである。戦闘してマップを探索して街を復興させて、編成して装備をいじって作戦を考えて…とやっているとあっという間に時間が過ぎてしまう。強いて言えば目が疲れてきたときが休憩タイムだが、昔ほど長時間ゲームできなくなってしまった。歳は取りたくないもんだ。

 

 

体験版のときには触れずじまいだったのだが、このゲームはMAP上でユニットに指示を出せるが戦闘は自動で行われる。何も設定を弄っていない場合手近な敵を勝手に殴ったり味方を適当に回復させるだけなのだが、編成画面であらかじめスキルの発動に細かい条件を出しておくことでより効率的に戦闘をしてくれるようになる。最初は各個撃破すら満足にやってくれなくていたずらに被害が増えていたのだが、『HPが一番低い敵』を条件に入れることでちゃんとトドメを刺しにいくようになった。ホリプタイは味方をかばうパッシブスキルがあるがそのままだと魔法攻撃もかばって勝手に戦闘不能になってしまうので、『物理攻撃のみ』を条件入れることで自滅を避けられるわけだ。必中攻撃のトゥルースラストも攻撃力が自前の攻撃より落ちるので回避の高い斥候系や飛行系と戦うときだけ使いあとは通常攻撃のロングスラストを使う、なんてこともできるようになる。

 

こういうプログラミングのように細かく条件を指示して戦わせることはFF12に倣って『ガンビット』と呼ばれることが多いが、この指示次第で戦闘の結果がまるで変わってしまうことも少なくないので、効率を追求しようとするといくらでも時間が溶けていく。完璧だと思ったガンビットもいざ実際に戦闘させると思ったように動いてくれなかったりするのだが、それを修正して洗練させていくのは楽しくて病みつきになる。とりあえず全員のアクティブスキルに『HPが一番低い敵』を入れとけば安心だな! と思っていると攻撃がシーフや弱っているホプリタイに吸われまくって大変なことに……。

 

 

前回城塞都市バールバチモを解放した続きから。バールバチモから今度は北に進むと広大な沼地があった。この地方には魔女の集まる村があるのだが、現在はゼノイラ軍に占領されており兵隊がその辺りをうろついている。近くの砦にいた猫に話しかけてみるとそれは村から落ち延びた魔女が変身した姿で、解放軍の協力を求めて猫の姿で待っていたのだ。今回はこの魔女がゲストとして参戦してくれる。すごい格好の魔女だ。

 

MAPはルートが大きくふたつに分かれていて、片方は敵本陣まで最短ルートだがバリゲードや見張り台などで敵が待ち構えている。もう片方は遠回りになるが途中に村があり、解放すれば何かアイテムが貰えそう。作戦としては遠い方に騎兵二部隊を回し、残りは最短ルートを抜けていくことにする。見張り台さえ占拠すればスタミナ消費無しでアシスト攻撃を使い放題なので多少強引でも構わないだろうという考えだ。

 

騎兵部隊は非常に強いのでほぼ無双状態で村を奪取。守っていたのがホプリタイだったので、前回仲間になったウォーリアーのモルドンが重装系に特攻を持っていたのが功を奏す。城塞都市の方は魔法使いを連れてきたほうがいいとは言っていたが、順番が逆だったとしてもそれなりに苦労したんじゃないかという気がする。最短ルート組は敵のアシスト攻撃を受けながらも見張り台を奪取した後は魔女ヤーナのアシスト魔法を使いまくり顔色が悪すぎるボスのボーモンに肉薄する。今回のボスは重装甲でまともに戦うとちっともダメージが通らなかったが、すぐ近くにいかにもこれを使えと言った感じの見張り台があるので格好の的であった。倒すと北の方に逃げて隠居するとかなんとか。後で仲間になったりして……。

 

 

沼地を取り返すと魔女ヤーナが正式に仲間になる。すごい格好をしているなと思ったが若い魔女はみんなこういう格好をしていて、おまけにヤーナは村長だとバレないために若返りの術を使って今の姿になっている。かつての宮廷魔術師としてホドリックと面識があった老婆と同一人物らしく、顔見知りだったホドリックは戸惑いを隠せない様子。これもいわゆる…おねショタなのか? 

 

ヤーナが仲間になるとフィールド上にあった謎の石板を調べることができるようになる。この地方の石板を調べると関係する石板は四種類あり、決められた順番通りに調べると何かお宝が手に入るらしい。調べたときにそれが何番目の石板かは教えてくれるので総当りでもたぶんそれほど時間はかからないだろう。石板はコルニアの各地に散り散りに配置されているのでとりあえず今は後回しだ。また南の森はエルフの国エルヘイムに通じているがスカーレットを助け出すまでは行くことができない。魔女の村にある高い塔(ヤーナの家?)を調べると氷剣の書という氷属性付与のパッシブスキルを持つアクセサリーを発見するが、PPを2も使うので今のところ使い道がない。

 

 

沼地から東に進むとベレニスとかいう傭兵が腕を見たいと言ってくるが、こっちのMAPは推奨レベル6だったので後回しにし最初の砦から北の魔術師が遺跡を占拠している地方を先に攻略することに。アシスト射撃・回復・魔法は範囲が重なっていれば全部一度に使えるということが分かったので、ハンターとクレリックとウィッチをリーダーにした部隊を作って次は攻める!という気分になっていた。

 

このMAPは見張り台が4つも道の脇に立っており、それぞれに魔術師が陣取っている。当然敵のアシスト範囲は被っておりそこに突っ込んだらあっという間に全滅するであろうことは容易に想像できた。じゃあどうするのか……とりあえず道を塞いでいる奴はアシスト範囲外ギリギリで待って釣り、後は順番に見張り台の敵を撃破していくしかないように思える。後で気が付いたが、こういうときこそ挑発(アトラクト)を使えばよかった……。

 

このときはとにかくアシスト祭りを開催することしか頭になくて、三種類のアシストを相互に使っていけば無敵!くらいしか考えていなかったので逆に苦労することに。だが見張り台に乗っていないときはアシストするだけでスタミナを容赦なく消耗するのでみるみるうちにスタミナが無くなって動けなくなった。仕方がないので初めてMAP上でスタミナ回復アイテムのスモークナッツを使わざるを得なくなった。正直アイテムはいつでも使えるし事実上のブレイブオーダー無制限状態になるので、使用を解禁すると簡単になりすぎる気がして使用を控えていたのだが、こうなると四の五の言っていられない。スタミナ0でも戦闘は可能であることを利用して、近くの味方ユニットとは戦闘をチェンジするとか、橋の上でも戦闘にスタミナを消費しなくなるからそこで敵を押さえながら他の部隊は休息してスタミナ回復させるとかやればよかったとか、後からいくらでも反省点が思い浮かんでしまう。

 

今回のボスであるウィザードのオーシュをなんとか倒したもののボロボロ部隊は半壊ところか限りなく全壊に近く、スマートな攻略法を思いつかなかったことに悔しさでいっぱいだ。今更だが魔術師は男女で得意とする魔法が違っていて、男(ウィザード)は炎上効果を付与する炎魔法を得意とし、女(ウィッチ)は行動を制限する氷魔法を使う。同じようでいて用途が違うので覚えておいて損はしないはず。そういうわけで反省点を大いに残しながら次は傭兵ベレニスの挑戦を受ける。

 

 

続く。

ヴァニラウェア新作『ユニコーンオーバーロード』体験版を遊ぶ。その2


大陸に渡ってきて最初のボスを倒した後にスカーレットの救出という目標はあるのだが、そのための戦力増強という名目で各地を解放していくという実質的な自由行動になる。自由行動になると戦闘マップだったところを自由に操作して色んな場所に行くことができるようになり、とりあえず指示に従って開放したばかりの近くの砦に入る。

 

砦では部隊の拡張として組んでおける部隊の数や、一部隊あたりに組み込める人数を増やしたり、クラスチェンジしたりネームドキャラ以外の兵種を雇ったりすることができるのだが、名声の値が足りないので今はほとんど何もできないも同然だ。ここでも指示された通りアレインの部隊の人数を二人から三人に増やす。これにはさきほどの戦闘の結果手に入れた勲章が必要だが、戦闘参加人数が二人から三人に増えるのは大幅に戦闘が楽になるのでとりあえず全部隊やっておく。

 

 

解放した街に立ち寄ることもできるが、フィールド上で採取できる品物を納品して復興させるまでは武器屋と道具屋以外は利用できない。武器屋を覗くとトゥルースピアという攻撃が必ず当たるスキルを持つ槍が売っており、安いこともあって買っておくことにした。他にも新兵シリーズという獲得経験値の増える武器防具が売っていたが買おうかどうか迷う。一番高いルーンソードは剣士でも魔法攻撃が可能になる剣で、ホプリタイ対策になりそうだが高すぎて手が出ない。とりあえずその辺をうろついて集めてきた品を納品すると無事街が復興し港が利用できるようになった。船に乗るとパレヴィア島に戻ることができ、そこでもアイテム採集したりサブクエストが発生したり色々ある。この後またここに戻ってくるんだろうな~と思えるようなオブジェクトが島にいくつかあるので今後の展開も楽しみになってくる。

 

 

こうやって砦で部隊を拡張して街を復興させて部隊を強化、サブクエストや納品を繰り返して報酬ゲット…というのがこのゲームの基本パターン。仲間の人数が増えてくると管理も大変になるし、結構やることは多い。ちなみにこの体験版は5時間遊べるらしいのだがこの時点で残り時間は4時間とちょっと。プロローグやチュートリアルの分の時間は加算されていないし、編成画面を開いている間のカウントは止まってくれているので良心的だと思う。

 

そろそろ次に進むか……と思っていると、北・南・東に行くルートがある。北へ行くと魔術師のたむろする遺跡のある地域(推奨レベル5)へ、南へ行くと盗賊の暴れている街(推奨レベル3)が。そして東には傭兵のいる壁に囲まれた街(推奨レベル5)がある。これは多分盗賊のところに行けということなんだろうというのはだいたい分かる。こっちはまだレベル3が何人かいる程度だし。

 

 

解放していない地域には敵がうろついていて接触すると戦闘になる。残HPの割合が高ければ勝利でそのまま行動できるが、負けると最後に立ち寄った拠点に戻される。それ以外のペナルティが何もないのでこれは実質ノーリスクみたいなものだ。つまりMAP上の敵を避けていけばどこまでも行けるのでは!? 思い切って敵地を突っ切ってみると本当にどこまでも行ける。さすがに元コルニア国の領土の外に出ようとするとスカーレット救出を優先するために止められてしまうが、コルニア国の中心にある城のある場所を除いてはぐるりと一周できて、この先の展開に関わりそうなものを色々と見て回ることができた。落ちているアイテムも取り放題でだいぶ懐も暖まる。こういうの好き!

 

 

北の方の謎の魔法陣の上でセルヴィというシャーマンが話しかけるだけで仲間になった。シャーマンはデバフを得意とする兵種。どれくらい使えるのかはわからないが、とりあえずこれで3部隊×三人の頭数が揃う。一周して元の場所まで戻ってくると残り時間はあと2時間ほど。ろくに戦いもせず夢中になって探索していたらこんな時間になってしまった。そろそろ先に進まなければ……。

 

 

最初の上陸地点から南へ進んで黒爪盗賊団の勢力圏へ。今度の敵のメインはこちらにも一名いる高回避率を誇るシーフ。だがたった一人で盗賊団に抵抗していたハンター・ロルフがこちらに協力してくれる。ハンターは必中のスキルを持つためシーフに対して相性がいい。おまけにハンターをリーダーに設定している場合、範囲内にいる味方に対してアシスト攻撃を放ってくれるのである。逆を言えば敵にハンターがいた場合アシスト攻撃をされる場合があるので、敵の攻撃範囲を常に確認しておきたい。

 

ハンターとトゥルースピアの必中攻撃のおかげでシーフ相手も難なく制圧。ただ敵も味方もシーフは避けまくるので必中が無かったらマジで泥仕合になりそうな感じだ。盗賊のリーダーであるギャメルは病気の妹がいるんだ!とお決まりの命乞いをやってくる。めちゃくちゃ嘘っぽいけど生かしておいたら後で仲間になるのかなぁと思って生かしておくことにする。いや普通に悪人だしあんまり使いたくはないけど……。

 

 

次のマップはトラヴィスの旧友であるブルーノが相手。こちらの攻撃に反応してHPを回復するグラディエーター、障害物を乗り越えて進んでくるグリフォンナイト、アシスト攻撃の威力が上がり射程距離が延びる設備・見張り台など新しい要素がどんどん増えてくる。見張り台にいる敵はレックスの持つブレイブオーダー・アトラクト(挑発)でおびき寄せることができ、直接戦闘ではあんまり活躍できないレックスにようやく役割が見出だせた。ブルーノを倒すとトラヴィスの説得に応じて仲間に。物理防御の高いホプリタイとは違い、グラディエーターは自己回復と列攻撃のスキルを持つのでより攻撃的だ。

 

 

その次は教会のクレリックシャロンを守るために天使と呼ばれている有翼人オクリースと共に黒爪盗賊団の弓使いマンドランと戦うマップ。今度は見張り台が川の向こう岸にありアトラクトを使っても呼び寄せられないので、空を飛んで進めるオクリースを使って先に敵を排除しながら進む。途中敵がアトラクトを使ってこちらを操作不能にしたり、敵本陣への道とは別の道から敵援軍がでてきたりとなかなかヒヤヒヤさせてくる。この辺はまだこのゲームではこういうことが起こり得るということを教えるチュートリアルのようなものという感じ。敵援軍のシーフがこちらの本拠地に攻撃してくると思い足の早いジョセフを急いで戻らせるが、敵がやってきたのが軍資金を盗んで逃げるという地味に嫌らしい攻撃だったのには脱力した。

 

敵のリーダー・マンドランはフレイムボウによる攻撃で継続ダメージを受ける炎上の効果を与えてくるので、物理防御の高くても油断できない相手だが、前衛のシーフがいなくなれば所詮はただの紙装甲でしかない。倒すとギャメルとまったく同じ命乞いをしてくるが後のことを考えて生かしておく。仲間からもおまえおかしいよと言われるアレイン。そりゃそうだ。スカーレットと違って純粋な回復役であるクレリックシャロンが仲間になり、4部隊×3人が埋められるようになって解放軍もだいぶ賑やかになってきた。

 

 

 

次のルートは北と南に別れており、北の城塞都市バールバチモへと進んだ。見るからに守りの堅そうな街で、三つの門をそれぞれ重装兵が守っている。魔法使いがいないと大変かも?とこれ見よがしにアドバイスされてちょっと嫌な予感がするものの構わず攻める。今回はバリケードが新規に登場。何回もぶつからないと壊せないので遅延戦術にはもってこいだろう。

 

バリケードと門番を排除して中に入ったはいいが、他の門を守っていた重装兵も中に入ってきて乱戦になる。戦いたくないのに接触して戦闘になってしまう! スタミナがどんどん削られていく! やっぱり魔法使いを連れてきた方が良かった…と後悔したものの、最後はジョセフによるゴリ押しでリーダーのモルドンを倒してかろうじてクリア。無策で攻めるのはそろそろ辛くなってきた……。

 

今度は命乞いではなく慕っている街の住民からモルドンの処刑を止めるように嘆願されて仲間に。モルドンの兵種ウォーリアーは鈍器攻撃によって重装甲に対して特攻を持つので使い所が限られそうだ。バールバチモはこの辺りでは一番大きく、交通の要衝のような場所にあるせいか設備がだいぶ充実しているが、その分復興するまでに必要な納品も多い。初めて登場した施設・宿屋は仲間と一緒に食事をすることで親密度が上昇する。親密度は同じ部隊で戦闘することでも上がるが、食事は一気に上がる。親密度が上がると会話イベントが発生したり同じ部隊に編成していると能力にボーナスが入ったりと地味に恩恵がある。そしてこの街の道具屋は店番が小さな女の子でかわいい。

 

 

とここで5時間のタイムリミットが来てしまった。5時間だけ遊べますと言っているわりにはセーブデータのプレイ時間が既に7時間越えてしまったので、体験版だけで相当遊べてしまった。手堅く面白かったし、かなり先の方のマップまで見られてボリュームたっぷりあったので、製品版までやる意欲が十分すぎるほど湧いてきた。発売は3月8日! つまり明日! やったぜ!