30年前に父親が自分にかけた生命保険が満期になった。
家が農家なので保険も自然と農協経由になるわけだが
今改めて生命保険に入るかと言われると、まったく気が進まない。
なぜなら自分が死んだときに誰がその金を受け取るのかという話になるからだ。
誰も、いない! この状態で真剣に考えろというのが無理だ。
積立投資や個人年金なども今日やってきた保険の担当者に勧められたが
独身男性の平均寿命を調べるとなんと65歳前後らしい。
そんな状態なのに積立や年金にどんな希望を抱けというのだろうか…。
自分に子供がいたとしたら、その成長やさらには孫の成長を見届けるために
長生きしようと思うのだろうが、独身ではそのような考えを抱くことはない。
だから今回は怪我と病気の保険の更新に留まった。
生きる目的の再発見…これはこの先の40年、あるいは25年を充実させるための
至上命題なのかもしれない。