是枝裕和の作品、一つも観たことないが
今週は特に観たいものもなかったので観た『ベイビーブローカー』
捨てられた赤ん坊の人身売買にまつわる人間たちの寄り合い所帯による
道すがらの交流を描いた所謂ロードムービー的作品。
元が孤児だったり妻との離婚などで家庭環境に問題を抱えている登場人物たちが
嫌々ながらも刹那の疑似家族を形成するのがこの映画の見どころで
なんだかんだ皆情に絆されて、赤子を手放せなくなっていくのは微笑ましかった。
話の発端は重めだが、全体を通しての雰囲気はそこまで重くなく見やすかった。
個人的にはやや長く感じたが、人情物が好きならより楽しめたのかもしれない。
他に観た人が言うにはかなり『万引き家族』の焼き直しらしいのだが
今度時間があったらそっちも見てみることにしよう。
それにしても、気を抜くと『ベイビー・ドライバー』と間違えそうになる。
…なんかあまり言いたいことがないな。