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『エガクミライ』のMVが公開されたのはまだまだ夏の終わりが見えない2025年9月17日のことだった。定番のロケ地としても知られる真名瀬バス停が映像の中で使われていたので、MVのロケ地は葉山の辺りだろうということは早いうちに判明しており、映像の中の彼女たちはいかにも夏の装いと言った感じだったので、聖地巡礼するならせめて10月くらいまでにはと思っていたのだが、色々あって行けたのは年が明けた2026年1月のことであった。よってMVとは景色が多少違って見えてしまう場所もあるのだが、葉山という場所自体がのどかで癒やされるし、MyGO!!!!!との思い出を共有できるという意味でも行ってみる価値のある場所である。今回はそのときのことについて書いていきたいと思う。
逗子海岸・渚橋付近




東京駅から逗子までは電車で約一時間。そこから葉山までの道のりはシェアサイクルを利用した。2024年のMyGO!!!!!スタンプラリー以来のHELLO CYCLINGである。MVにおけるMyGO!!!!!の5人はおそらく徒歩移動だったので、本当に追体験したいのなら徒歩にするべきなのだろうが、体力温存という意味ではやはり自転車の利用が好ましい。女子高生の体力を甘く見てはいけない。
逗子駅東口を出てまっすぐ行くと市役所があり、そこの駐輪場でシェアサイクルを借りてまずは逗子海岸へ。市役所の脇を通るシンボルロードと呼ばれる道をひたすらまっすぐ行くと逗子海岸までは数分で着き、そのまっすぐ行った国道134号線のアンダーパスが2:56に燈の歩いていたカットと同じ場所である。自分が行ったときには壁にスプレーによる落書きがされており一見同じに見えなかったのだが、壁の電気コードや塗装の剥がれた跡が同じことからここで間違いない。当初確証が持てなかったので逗子海岸にあるアンダーパスをすべて調べることに1時間ほど費やしてしまった。
楽奈に手を引かれて走る場面(1:08)と愛音が欄干の上から手を振っている場面(2:58)は先程のアンダーパスから南下したところにある橋からひとつ戻ったアンダーパス。季節によって海岸の状況が変わってしまうのはどうしようもないのだが、楽奈の場面では右側にあるスロープ、愛音の場面はMVでは見える範囲が非常に狭いのだが、MVに参加したスタッフが原画をXに上げてくれたおかげでハイホーム逗子海岸というアパートの前であることが分かった。感謝しかない。
【お知らせ】
— ネコウヤ (@sakanatoissyo) 2025年9月17日
MyGO!!!!!「エガクミライ」MV
こちらのカットを原画・動画描かせていただきました!
とっても素敵なMVですので是非見ていただけますと嬉しいです。✨
よろしくお願いいたします☺️#エガクミライ #MyGO pic.twitter.com/yQJHliFYeD




橋を渡るとすぐにファミリーマートが見えてくる。このファミリーマート逗子渚橋店が0:33辺りで5人のいたコンビニとなる。楽奈がファミチキっぽいものを食べているで真似してみるのも悪くない。ちなみに今回の昼飯はここで購入した。その目の前にある渚橋交差点が歩行者用信号の影に隠れるように立っている燈(2:50)、その直後の燈を撮影する立希…を撮影する愛音の場面の場所となる。監督兼カメラマンである愛音がフレームインしているので、このときの撮影はそよがやっているのだろうか…。
その後トンネルのある国道側ではない、海岸への道を進む。ここから葉山港まではそこそこの坂道なので自転車だと少々骨が折れるがこういうときのための電動アシストに頼る。上まで登った後は長い下り坂を気持ちよく下りていくと葉山港が見えてくる。その入口にある鐙摺バス停横に立っている看板が楽奈がぶら下がっていた場所なので見落とさないように(2:46)。
葉山港・鐙摺児童遊園付近






葉山港に入っていくと奥の方に立体駐車場があるが、今回は自転車なので管理事務所前にある駐輪場に停める。ここから防波堤に上がるのだが駐車場入口付近にヤシの木が何本か立っていて、このうちの一本がMVにも映っている(0:57)。MVだと微妙に建物の屋根が映っているのが分かる。今は1月なのでヤシの木もあまり青々とはしておらずそれっぽく見えないが仕方がない。
立体駐車場の奥にある階段から防波堤の上へ。二つあるうちの奥の方の階段が楽奈が登っていたほうの階段となる(1:19)。そよが欄干に寄りかかって海を見ている場面(1:12と2:57)や燈がしゃがんでいる場面(2:42)などこの防波堤だけで6カットほどあるのだが今回は2カット撮影し忘れてしまった。それに気付いたときには帰りに通るからそのときでいいかと思っていたのだが、この日は強風注意報が出たからか午後に立ち寄ったときには防波堤の階段の入口が施錠されてしまっていて入れなくなってしまった。なのでそういうこともあるということを注意喚起しておきたい。また休港日が設定されていてそういう日にも防波堤の立ち入りはできなくなる。もし聖地巡礼に訪れるときにはあらかじめ調べておいた方がよさそうだ。




葉山港のすぐ近くにあるのが鐙摺児童遊園。遊具で遊んでいる燈と楽奈(2:36)、パンダに乗る立希、犬の遊具に乗っている場面(2:57)などはこの公園だ。
葉山港を出て海岸線を南下し、葉山マリーナの前を通って少し行くと清浄寺という寺の前に海岸に出られる道がある。海岸に出て左手側に行くと砂浜に流れ込む水路があって、楽奈と立希がピョンと飛び越える水路(1:32)が多分ここだ。時期によって水かさに変化があるのか1月だとMVほどには水が溜まっていないので気付くのにちょっと時間がかかるかもしれないが、後ろのブロック塀の形をよく見れば同じ場所だということが分かる。
森戸海岸


ふたたび海岸線を南下していくのだが、この次の目的地である森戸海岸までの道は車両の交互通行が難しくなるほど道幅が狭くなるので気をつけよう。海岸線から道をひとつ曲がって森戸海岸の真ん中付近にあるSCAPES THE SUITEというホテル(高級ホテルらしい)を目指すのだが、具体的にどの辺を曲がればいいのかという説明が難しいので正確な位置は地図を見てほしいというのが正直なところだ。このSCAPES THE SUITEの横にある海岸に続く道のホテル側の壁が楽奈が歌詞カードを持って立っていた場所(2:12)で、そのすぐ近くにある白い木造の外壁のある家が燈が歌詞カードを持って立っていた場所(2:24)だ。
真名瀬海岸付近






森戸橋を渡って真名瀬海岸へ。森戸神社を通り過ぎたところに森戸神社バス停があり、その近くにミラーが括り付けられている。愛音が前髪を弄っていたミラー(2:39)がここで、そこから道路を挟んで反対側にある三井のリパークの前にある自動販売機で5人が休憩していた(2:55)。MVで手前に映っているピントの合っていない影はバス停のものだろう。
そこから少し行ったところにある真名瀬バス停手前のひときわ狭い道路のカーブにある道路標示がMVで指が映り込んでいる急カーブのブの文字(2:56)だろう。今回のエリアで急カーブの道路標示はここだけではないが、左側のグリーンゾーンやグレーチングと一致する場所はここしかないと思う。MVのは多分スマホ撮影されたもので、自分もやってみようとしたのだが、自分が行ったときは森戸神社の初詣に行くためか狭い道路に車がひっきりなしに通っていて、撮影に集中していると接触事故を起こしそうな危険を感じたためそこまで拘らずに切り上げた。
カーブを抜けると真名瀬バス停に到着。ここでようやく今回の行程の半分といった感じだ。真名瀬バス停は非常に写真映えするスポットで、エガクミライのMV以外でもアニメや映画の聖地になっているというのも納得の場所である。そのせいか自分が行ったときにはすでに何名か写真を撮影していた。バス停前の風景(0:23)は定番の構図で、そよと立希が海を見ている場面(2:40)はバスの待合所の裏。そよが階段を降りていく場面(2:54)は待合所の横から砂浜に降りる階段だ。ちなみにこの日は非常によく晴れていて富士山が綺麗に見え、ここの海岸からは沖の灯台、鳥居、そして遥か彼方の富士山がフレームに収まった。午後に通ったときには富士山がほとんど見えなくなっていたので時間限定の景色なのかもしれない。

芝崎海岸付近


真名瀬バス停から少し進んだところにある緩やかなカーブの手前にあるのが愛音たちが立ち止まって見ていたHAYAMA Town Guide(0:45)。今回は海沿いの道に行くのが正規ルートである。途中にある看板で葉山はどうやらしらすが名物らしいことがわかったが正月休みのためか店はことごとく開いていなかった。真名瀬漁港の前を通り、ひとつ角を曲がると海に面した直線道に出るのだが、防波堤の上を楽奈が歩いていた(2:56)のはここ。楽奈が防波堤の上を歩いているのはもう一箇所あるのでよく確認する必要がある。






先程の場所からさらに進んだ角に小さな芝生があり、そよと立希が相談していたり楽奈が寝転がっていた場所(2:47)がそこ。そこから更に角を曲がると森戸海岸線に合流する直線道となるのだが、そこに二つの大きな集合住宅が建っている。その一つ目の前の防波堤の上が楽奈が歩いている足だけの場面(1:31)。角にある道路標識も映っているので場所は分かりやすいと思う。ちなみに今回のメンバーの中でスニーカーを履いているのは燈と楽奈の二人だけで、燈は白で楽奈は黒だ。
立希が立っている石垣(2:02)はこの通りにある建物と建物の境目のあたりなので100mはありそうな石垣の模様をいちいち見ていく必要がなくて良かった。立希とそよが歩いている防波堤の上(1:20)や、エガクミライのジャケット絵で5人が歩いている防波堤はこの辺で間違いないはずなのだが、具体的な位置までは分からないというのが正直なところで、そこはMVのスクリーンショットを見ながら重なる位置を探すしかないだろう。この日はあまりにも海風が強く、この辺は特に酷かったので早めに退散してしまった。
そして道の端まで行くと、立希のいた階段状の芝生(2:45)があり、森戸海岸線へと合流する。海の見える海岸線を抜け県立現代美術館の前を通ると葉山しおさい公園との間に小さな小路がある。本当にあまりにもさりげないところなので最初は普通に通り過ぎて引き返したが、そこが次の目的の場所である一色海岸へと続くしおさいこみちである。美術館と公園の間の暗く狭い道を抜けていくと徐々に出口の光が見えてくる(2:59)。
一色海岸付近






しおさいこみちを抜けて一色海岸へ。この海岸はMVの始めの場面で主に使われていた場所で、愛音が三脚にカメラを固定しメガホンを振る場面(0:18)はしおさいこみちの出口がバックになっている。ということは最初の浜辺で燈・立希・そよのいる場面はこの一色海岸の景色ということにもなる。立希が胡乱げに愛音の方を見る場面(0:20)では背後に葉山御用邸の白い塀が見える。燈と愛音が砂浜に書いた字を撮影している場面(1:36)では立希の場面の反対側、芝崎海岸側が見えるような感じになっているので砂浜に”エガクミライ”と書いて撮影したいなら一色海岸が適切なのかもしれない。楽奈が砂浜の小川を見ている場面(2:41)は多分県立美術館のあたりにある水路から砂浜に流れ込んでいる小川の形がかなり似ているのだが、もしかしたらもっと一致する場所があるかもしれないので一応有力な候補ということにしておきたい。
一色海岸の景色をひととおり堪能した後はしおさいこみちを引き返して次なる目的地・葉山公園へ。途中皇族の静養地として知られる葉山御用邸の前を通る。葉山御用邸の塀にはツタがびっしりと自生していて、そよが歌詞カードを持って立っている(1:49)のはもしかしたらここなのでは? という予想があるのだが、冬ではさすがに葉っぱもほとんど無きに等しく確証は何もない。誰かが今年の夏に確かめてほしいという気持ちはあるのだが、葉山御用邸の目の前に警察署があるのであまり怪しげな動きはしないように。
葉山公園・大浜海岸付近




葉山御用邸を過ぎて橋を渡ると今回の最終目的地である葉山公園入口が見えてくる。車で来る場合には有料駐車場があるが、自転車なら無料で停められるので安心だ。砂浜に隣接する葉山公園にはパーゴラと東屋があり、そのパーゴラがMyGOの五人が腰掛けて食事をしていた場所である(2:56)。一瞬テーブルの上が映る(1:13)ので、なんとかそれを再現できないものかと現地で急に思いついたのだが、コンビニおにぎりはともかくパックの抹茶(ストロー刺すやつ)となるとそんなものがすぐに見つかるわけもなく。葉山公園の近くのコンビニでも当然のごとくパック抹茶などというものは売っていなかったので代わりに抹茶ラテで代用するしかなかった。おにぎりもせっかくだからMyGO!!!!!のネタ的にはいくらかたらこ(命…)を用意するべきだったし、ビニール袋をもらうのも忘れたので我ながら詰めの甘さが出てしまった。完璧な再現は他の人に任せよう。




公園の階段を降りて大浜海岸へ。公園の位置が海岸の真ん中あたりなので左右にとても広く感じる。燈たちが海を見ている場面(3:01)が大浜海岸から葉山御用邸方向を見た感じなので、MVで言えば終盤の夕暮れの場面はほぼこの辺のロケーションということになるのだろう。終盤はそこから移動シーンが挟まり、燈がどこかの階段を登っていく場面があって(3:17)それから夕日をバックに集合写真を撮って愛音の家のシーンへ…という流れなのだが、この階段を登るシーンというのが非常に曲者だった。なにせ大浜海岸を端から端まで歩いてもそれらしき場所が無かったのだ。
広い砂浜を歩いて途方に暮れたところに、大浜海岸から葉山御用邸の側に橋がかかっているのが見えたのでダメ元で行ってみることにした。その橋は先程の一色海岸と大浜海岸の間にある小磯の鼻という岬のようなところに繋がっていて、その先端は波の侵食によって荒々しい形に削られていた。一色の洗濯板と呼ばれているらしい。そして小磯の鼻には小磯の鼻龍神様と呼ばれる小さな鳥居と社があった。
まあせっかくここまで来たんだし話の種に拝んでおくか…と高台になっている小磯の鼻から下に降りていき社で拝んで戻ろうとすると…なんだ、こんなところにあったのか!!と思わずスクリーンショットと見比べてガッツポーズを取った。あの燈の登っていた場面はどうやらここだったらしい。そうするとMVの終盤の場面の解像度が急に上がってくる。みんなわざわざこんな端っこまで来たんだなとなんだか身近に感じられてしまうじゃないか。MV撮影の最後のシーンは大浜海岸かなとこれまで思っていたのだが実際は小磯の鼻の上だったわけだ。ここでようやくその事実を理解し、なんだかやり遂げたような満足した気分で帰途についたのであった。

以上がエガクミライ聖地巡礼のあらましである。実はというと先に書いた葉山港の2カット回収忘れのほかにふたつ分からないところがある。そよがピースする場面(1:24)と愛音ちゃんがどこかの岩礁の上に裸足で立ってる場面(2:44)なのだが、行った日は風が強く海も荒れていたので岩礁には近づけなかったのもあるし、そよの場面に至ってはどこなのか分からない有り様なので誰か知っていたら教えてほしい。後はやはり季節感の問題か。映像はおそらく初夏くらいで、服装は半袖でサンダル履き、まだ海開きはしていなくて海水浴客はいないくらいの時期に行くのが本当は正解なのだと思う。
そういうわけでMyGO!!!!!との思い出が聖地巡礼を通してまたひとつ増えた。まだ葉山に行ったことがないという人にはぜひオススメしたい。あとは砂浜に字を書くときは、大きめに書いたほうが多分それらしく見える(今回の反省)。
マップ
MyGO!!!!!とAve Mujicaのロケ地をひとまとめにしています。MV系は青でピンを刺しているので、必要に応じて各レイヤーの表示を調整してください。