四十の一部始終

今年で四十歳になりました。一日一回更新が目標。

『響け!ユーフォニアム』聖地巡礼の思い出1

いまさら言うまでもないが、自分は響け!ユーフォニアムシリーズのファン……のつもりである。出会いは3年ほど前で、リアルタイムの視聴者というわけではなかったのだが、後追いでファンになった。今でこそだいぶ落ち着いたが、初めて観たときはそれこそ熱狂していたし、作品の舞台が京都ということでもちろん聖地巡礼にも赴いた。2019年の夏のことである。それ以後はコロナの影響もあり、京都には行けずじまいだ。

 

本来ならウキウキ気分で行くはずだったのだが、その直前である事件が起きた。そう、京都アニメーション放火殺人事件である。その影響で心身ともに優れない日が続いていたものの、新幹線や宿を予約した金をドブに捨てるわけにもいかないので、無理してでも京都に行くことにしたのだ。

 

8月13日、修学旅行以来の23年ぶりに京都の地に降り立つ。京都駅といえば平成ガメラガメラとイリスが戦ってたところだなくらいのイメージしかなかった。事件以降少しづつユーフォ以外の京アニ作品を観始めたところだったのだが、他に京都駅が登場する京アニ作品の『たまこまーけっと』や『けいおん』はこのときまだ未視聴であった(追記:『映画 中二病でも恋がしたい!-Take on Me-にも京都タワーが登場するので、一応出てると言えば出てる)。

 

現在は京阪とのコラボで京都タワーや、ホテルでのユーフォアニメとのコラボ部屋や、コラボカフェなんかをやっているはずである。個人的には部屋にイラスト貼り付けただけのコラボ……みたいなのはあまり興味がないので、スルーしている。

 

 

ユーフォにおける京都駅は2の第七回『えきびるコンサート』の北宇治高校の演奏のイメージが強い。副部長の田中あすかの離脱で部員に不安が広がる中、泣き虫部長の小笠原晴香がリーダーシップを取り、難易度の高いバリサクのソロパートをやってのけるなど、演奏会の定番曲『宝島』の軽快なサウンドも相まって何度も観てしまうシーンのひとつである。

 

 

ビックカメラJR京都駅店付近。アニメで観ている分にはなんてことないシーンだったが、実際に行ってみると楽器搬入の大変さがよく分かる。エレベーターとか、ないんだね……。

 

 

演奏前に久美子たちが待機していた南遊歩道。アニメを知らない人にとってはあまりにもなんでもない場所だったので、写真を撮っているのを見た通行人が訝しげに見ていたような気がするが、被害妄想かもしれない。

 

 

京都駅をしばし堪能した後は、地下鉄烏丸線に乗って北山駅へ向かう。作品の主な舞台である宇治へ行く前に、作品に登場するスポットがありつつも数が少ない京都駅の北側を回ってしまおうと考えたのだ。北山は一期の最終回で吹奏楽コンクール京都府大会が開催された、京都コンサートホールのあるところだ。しばらく電車に揺られ、駅から降りると大きな植物園の隣接する場所にそれはあった。

 

 

京都コンサートホールを訪れたときはまだ午前10時くらいだったが、既に気温が35度は越えていたと思う。人っ子ひとりいなかったので写真を撮るには都合が良かったのだが、陽の光を遮るものもなかったので意識は朦朧としていた。自分には確かに北宇治高校吹奏楽部の面々が集合写真を撮影している場面が見えていたのだが、夏の暑さによる幻覚だったのかもしれない。

 


この後歩いて出町柳駅まで行こうなどと考えてしまったのは、今思えば痛恨の極みであった。地図上で想像していたよりも距離があり(徒歩40分ほど)、暑さのせいで体力の消耗が激しく、その後の行動に支障が出てしまった。


出町柳は『響け!ユーフォニアム』のアニメにはまだこのとき登場していなかったのだが、原作小説の久美子三年生編においては既に登場することが分かっていた。アニメで三年生編をやるときも、きっと重要な場面で登場するはずである。他にも『たまこまーけっと』と『けいおん!』でも出町柳、及び鴨川デルタが出てくるので京アニファンとしても外せない場所だろう。前述のとおり今回はとくに用事が無いため、京阪本線に乗って次は三条駅へ。

 


三条駅から徒歩でロームシアター京都へ。素直にバスを使えばいいものを、なんでこの日は歩いていこうと考えてしまったのか。ここは『劇場版響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』で吹奏楽コンクール関西大会が開催された場所である。秋には定期演奏会が開催されるなど、京アニとも縁が深い。自分も同じ年にもう一度訪れることになるのだが、それはまた別の話である。

 

 

コンクール終了後に部長の優子が演説した木は、作品の記憶がまだ新しいこともあってすごく感動したのをよく覚えている。ダメ金が確定して泣き崩れた後でも部長として気丈に振る舞う優子の姿は、一期で部内の秩序を乱して好感度が低かった頃に比べると立派に成長したものだと感慨深くなる。劇場版でも特に印象的なシーンだ。この後一時間ほど休憩し、いよいよ宇治へ向かう。

 

続きはまたいずれ。