我が農場の夏の主力商品は枝豆とトマトだ。
旬だからというのもあるが、何より単価が高い。
一年で最も忙しく、稼げる時期であるのは間違いない。
トマトは一度植えれば一本の木で半年近く収穫することができる。
なので金のなる木を扱うように大切に育てる。
しかし枝豆の旬はあっという間に過ぎる。
気温の上昇に伴って水分が不足するにつれ大豆へと近づいていく。
こういうモソモソとした豆の方が好きという人もいるが
若く青々とした枝豆の方が圧倒的に人気だし、実際美味い。
だから旬が過ぎる前に大急ぎで収穫する。
今日は午前中の天気が悪かったおかげで売上が半減した。
売れる分以上に採っても無駄になるので
明日の収穫量も半分になるだろう。
葉っぱがだいぶ黄色くなってきた。果たして旬が終わる前に売り切れるのか。
夏の熱いレースはまだまだこれからだ。